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パク・チュヨン招集問題にパク・チソンがコメント「解決するのは本人」

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 17日に発表された韓国代表メンバーから兵役問題を理由にエースFWパク・チュヨン(アーセナル)がメンバー落ちした。17日に韓国に帰国したパク・チソン(マンチェスター・U)は、この問題について「残念なこと」とした上で「やむを得ない選択だったと思うが、騒動を沈めるのは選手本人」と自己解決を促すコメントを残したと朝鮮日報が報じている。

 韓国国内でも大きな注目を集めるこの問題。会見を行ったチェ・ガンヒ監督は「最も悩んだのはパク・チュヨンを招集するかどうかだった」と発言し、「競技力と兵役問題の二つが複雑に絡み合った。しかし代表チームの雰囲気を考え、今回は招集を見送った」と理由を説明している。

 パク・チュヨンの兵役先送りは3月に公表されている。韓国サッカー協会も招集に前向きな姿勢を示していた。だが今回のメンバー招集にあたり、協会とチェ監督は「帰国と同時に、兵役問題について説明する会見を行う」という条件を加えた。同紙によるとこのことが、協会とパクとの間ですれ違いが生じたのだとしている。14日に極秘帰国していたパクは現在、韓国サッカー協会にファンボ・カン技術委員長からの電話にも出ていないという。

 だがチェ監督は「招集自体に問題はない」との見解を示し、「これまで代表でも活躍してきたし、今後も活躍するのは間違いない選手だ」と9月に行われる最終予選第3戦ウズベキスタン戦からの復帰を示唆している。

 韓国代表は今後、30日にスペイン代表とスイスで親善試合を行ったあと、W杯アジア最終予選のカタール戦(6月9日、カタール)、レバノン戦(6月12日、韓国)に挑むこととなる。

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