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[東京都クラブユース(U-17)選手権]前線起用のF東京U-18・長澤、東京Vユース相手に2G1A!

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[2.2 東京都クラブユース(U-17)選手権決勝リーグ 東京Vユース2-4F東京U-18 ヴェルディG]

 東京Vユースとのライバル対決で2ゴール1アシストの大活躍。3点目につながったMF蓮川雄大(2年)の突破とPK獲得も彼のインターセプトから始まった攻撃だった。FW長澤皓祐(2年)は攻守両面でFC東京U-18の快勝に貢献。ただ本人は「2ゴール1アシストできたことは良かったですけど、ハットトリックを狙っていたので満足せずにやっていきたいです」と狙っていた3点目を奪うことができなかったことを悔しがった。

 昨シーズンは中盤のサイドで起用されることが多かった長澤だが、今年は「自分が一番やりたいポジションなのでそこで生き残っていこうと思います」というFWやトップ下で勝負する。この日は前半11分に右FKからの絶妙なクロスボールで先制点をアシストすると、15分には味方が粘ってつないだボールを冷静にゴールへ沈めて1点目。さらに後半にはFW大熊健太(1年)からスペースへ出されたパスに反応すると、ドリブルで一気にPAまで運んで左足シュートを叩き込んだ。

 FWとして“生き残る”ために結果を求める長澤の2発。「まずはゴールです。(ルイス・)スアレスとか好きなんですけど、(スアレスは)常にゴールとか意識していますし、平気で1試合2点とか取りますし、これをスタンダードにしていきたいです。これからですね」と今後も結果を残し続けることを誓った。佐藤一樹監督はその長澤について「ドリブルもできるし、キープもできるし、フィニッシュもできる。サッカーもある程度分かっているので何をしなければいけないか、味方の状況だったり、相手の状況だったり、しっかりと判断してプレーできる選手。真ん中に置いている方がやれることが多いと思う」と評したが、評価されている献身的な守備姿勢と、後半半ばに見せたダイナミックなランニングからのゴールなどチームのために戦う姿勢も存分に発揮して勝利に貢献した。

 今季の個人的な目標について長澤は「得点王です。去年はゲーム作ったり、運動量でチームを引っ張ったりすることが多かったんですけど、今年は点取れないと怖くないと思うので、得点にこだわってやっていきたいと思います」ときっぱり。大きな特長である泥臭くハードワークすること、危険を察知して守備することをもちろん欠かさずに、試合を決める役割も果たす。

(取材・文 吉田太郎)

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