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[球蹴男児U-16]佐賀商の1年生はトップチームでの経験や開幕戦でやるべきことを確認。183cmFW條島海太「自分の仕事を増やせたらいい」

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佐賀商高の183cmFW條島海太(サガン鳥栖U-15唐津出身)が相手と競り合う

[5.3 球蹴男児U-16リーグD2第1節 佐賀商高 0-5 鵬翔高 大津町運動公園多目的A]

 佐賀商高(佐賀)は「2024 球蹴男児U-16リーグ」D2リーグで唯一の公立校。開幕戦は鵬翔高(宮崎)に押し込まれる展開の中で186cmCB飯田啓太とCB岡野悠人が中心となって1失点で凌いでいた。だが、前半終了間際に2失点目。後半にも3点を奪われ、黒星スタートとなった。

 無得点に終わったが、攻撃面でもMF梅崎航が相手の厳しいチェックの中でボールを前進させるなど奮闘。MF山崎桜空や183cmFW條島海太が諦めずに鵬翔ゴールを目指し、試合終了間際には相手GKとクロスバーに阻まれたものの、MF原大智の強烈な右足シュートがゴールを脅かした。

最後まで諦めずに攻めた佐賀商は後半終了間際、MF原大智が強烈な右足シュート
 
 開幕戦で選手たちはやるべきことを確認。條島(サガン鳥栖U-15唐津出身)は「チーム全体でシュートの量がとても少なく、もう少しチーム全体で前に矢印を持って力強く進むことが増えればいいと思います」と反省。自身のプレーについても「もっとFWとして呼び込みを増やしたい。もう少し高いラインで受けることを意識したいなと思います」と課題を口にしていた。

 そして、「クロスとかをもう少し増やしてもらって。そこで自分の仕事を増やせたらいい」。細身だが、183cmのサイズを活かした迫力のある攻守が特長。DFを背負うプレーなどのレベルアップはもちろん、何よりゴール前で仕事のできるFWにならなければいけないと考えている。

 佐賀商の1年生はすでに10人近い選手がトップチームを経験。條島は「まだ1年生とトップでは、プレッシャーのスピードとか、1つの練習に対して懸ける思いが違う。トップの質の部分は真似できなくても、そういう盛り上げとか声の部分では、1年生でももっと出していく必要があると思います」と指摘する。できることから取り組み、先輩たちに近づいていく。

 條島の3年間での目標は「全国大会行きたいです」。兄・FW條島琥太郎がプレーする佐賀商に憧れて進学。「球蹴男児U-16リーグ」で得点力やハードワークする力を磨き、兄弟で全国大会に出場する。

MF山崎桜空がボールを奪い合う

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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