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[プリンスリーグ]攻め手欠いた山形ユース、野辺地西の守り崩せず

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[4.24 JFAプリンスリーグ東北2部 山形ユース 0-0 光星学院野辺地西高 青森山田G]

 JFAプリンスリーグ(U-18)東北2部第3節でモンテディオ山形ユース(山形)と光星学院野辺地西高(青森)が対戦し、0-0で引き分けた。

 野辺地西の堅い守備に山形ユースは苦しんだ。野辺地西はDF小泉翔太郎と川越貴史をダブルスイーパーに置くと、その前に3人のDFと1ボランチの石川祐を置き、センターをがっちりと固めてきた。

 これに対し山形ユースは、「縦に仕掛けられるサイドアタッカーがいない」と今井監督が語ったように、秋葉侑恵と佐々木龍の両サイドハーフが中に絞り気味でプレーしたことで、攻撃がどうしても中央寄りになってしまい、野辺地西のオレンジの人壁に跳ね返されてしまう。

 サイドのスペースが空いているため、そこを有効活用すれば切り崩すきっかけがつかめた。しかし、前後半を通じて、山形ユースの攻撃が中へ中へと行ってしまうため、サイドに広大なスペースが空いているのにもかかわらず、終始攻めては跳ね返されの繰り返しになってしまった。

 そして試合終了間際の後半43分、山形ユースは秋葉が左から突破し、GKと1対1になる。秋葉のシュートはGK林賢哉に阻まれるが、跳ね返りを秋葉が中央でフリーのFW岡村玲於奈へ繋ぐ。後はがら空きのゴールに蹴りこむだけだったが、岡村の放ったシュートはバーの上を越えていった。最後の最後に迎えたビッグチャンスをフイにした山形ユースは、とうとう野辺地西のゴールをこじ開けられないまま、タイムアップのときを迎え、スコアレスドローで決着した。

(取材・文 安藤隆人)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
[高校サッカー]

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