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[総体]青森山田vs市立船橋に選手権日本一・山梨学院・・・目の離せない最激戦区:Bブロック展望

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平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」展望
【Bブロック】
[西京、盛岡商、山梨学院、近大附、市立船橋、青森山田、大分鶴崎]

 1月の全国高校選手権優勝の山梨学院(山梨)と同準優勝の青森山田(青森山田)が同居。3回戦で激突する可能性もある魅力的なブロックとなった。山梨学院はヴァンフォーレ甲府の特別指定選手である大型FW加部未蘭が復調。また日本高校選抜候補のCB関篤志、県大会のチーム得点王・MF宮本龍主将らが繰り出す相手の弱点を的確に突くサッカーは健在だ。一方、鹿島アントラーズ加入内定のMF柴崎岳、清水エスパルス加入内定のGK櫛引政敏を擁する青森山田は有力な優勝候補。プリンスリーグ東北得点王のFW成田鷹晃のほか、MF三田尚希、SB横濱充俊らほかにも好タレントがそろい隙がない。もし再戦が実現すれば熱戦間違いなしだ。

 ただ選手権決勝再現への道は険しい。山梨学院の前には豊富な運動量を持つ“ハンター”西良太らを擁し、後半ロスタイムのゴールで大阪を制した近大附、青森山田の前には全国総体最多優勝6回の市立船橋が立ちはだかる。特に注目が集まるのは青森山田対市立船橋のカードだ。個の部分ではやや劣る市立船橋(千葉2)だが、MF石原幸治を中心としたカウンターの切れ味は十分。プリンスリーグ関東1部では決定力こそ欠いたものの相手の脅威となっていた。また技巧派のFW松野央資、負傷から復帰の藤橋優樹と決定的な役割ができる選手も揃えており、青森山田を悩まさせそうだ。この試合の勝者は08年全国8強メンバーのMF{{仏楫鮨梨仏楫鮨理}とFW福原元希を中心とする実力派・大分鶴崎(大分)と2回戦を戦う。

 06年度の高校選手権日本一後の07年全国総体以来の全国復帰を果たした盛岡商は、07年全国総体16強以来の出場となる西京と激突する。こちらも目の離せない好ゲームとなりそうだ。

(文 吉田太郎)

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