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代表入りから1年の長友が「イケイケから考えてプレーできるようになった」

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昨年5月24日のキリンカップ・コートジボワール戦で代表デビューを果たしてから1年。1試合で15㎞走る驚異のDF長友佑都(FC東京)が、ウズベキスタン戦を前に1年間の成長を口にした。

「この1年、いろいろと経験させてもらった。イケイケでやっていたところが、考えてプレーできるようになった。全部が全部上がるのではなく、守備のバランスを見て、効果的に上がれるようになっている」

先のキリンカップ・ベルギー戦では虫垂炎の初期症状からの病み上がりながらも、1ゴール1アシストの大活躍。中村俊輔や遠藤保仁から「MVPは長友」「自身最高のプレー」と絶賛された。

まじめで実直にサッカーに取り組む姿勢で実力をつけ、チームの中核をなす2人にも認められる存在となっている。

ただ、本人は「あれは“本番”じゃない。本番でできないとダメ。あしたですよ。頑張りますよ」と言い、W杯予選で質の高いプレーができて初めて本物であるのだと思っている。

4日の夜には岡田監督から「スローインの改善」をテーマに与えられ、選手だけでミーティングを行った。そのときの課題ビデオとして編集されていたのはスローインでミスする自分の姿。チームメートからは笑いも起こったというが、もちろん、長友は笑えなかった。

「あしたはスローインの確率を上げたい。それでいて、ミスを恐れずどんどんいきたい」とどこまでも意欲的。背番号15が左サイドを駆け上がるシーンに注目だ。

<写真>DF長友佑都は虫垂炎の影響も感じさせない動きを見せている

(取材・文・矢内由美子)

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