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欧州各クラブとの交渉難航、南米選手権再び辞退も

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 7月の南米選手権出場へ向けて条件となっている海外組15名の招集が困難を極めている。スポーツニッポンweb版によると日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が第1候補に選考したメンバー15名リストが判明したが、現在、欧州行脚中の原博実強化担当・技術委員長とDF内田篤人の所属するシャルケ04や香川真司のドルトムントとの直接交渉は不調に終わった模様。そのほか、インテルのDF長友佑都やケルンのDF槙野智章、シュツットガルトFW岡崎慎司の招集も困難と見られ、1次候補から半数近くが欠けることが濃厚な情勢だ。

 南米選手権が開催される7月はJ1、J2の開催時期と重なる日程のため、海外組15名の招集が出場の条件となっている。だが、欧州各クラブも7月に新シーズンへ向けた強化キャンプをスタート。南米選手権に招待参加する日本協会には選手招集の強制力がないため、選手派遣への交渉は苦戦が続いている。

 日本協会の小倉純二会長は「参加させてあげたいけど、ザッケローニ監督が満足するチームが組めなければ、その時は(南米に)行けない」と出場辞退の可能性も明言。今後は代替選手を招集して参加することを含めて再検討する方針だが、再び出場辞退の可能性が出てきた、と同紙は伝えている。


以下、南米選手権1次候補メンバー

▽GK
川島永嗣(リールス)
▽DF
槙野智章(ケルン)
長友佑都(インテル)
吉田麻也(VVV)
内田篤人(シャルケ04)
▽MF
阿部勇樹(レスター・シティ)
長谷部誠(ボルフスブルク)
松井大輔(グルノーブル)
細貝萌(アウクスブルク)
▽FW
宮市亮(フェイエノールト)
家長昭博(マジョルカ)
岡崎慎司(シュツットガルト)
本田圭佑(CSKAモスクワ)
森本貴幸(カターニア)
香川真司(ドルトムント)

(文 吉田太郎)

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