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鹿島vsG大阪 監督会見要旨

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[4・19 J1第7節 鹿島0-0G大阪 カシマ]
 鹿島はホームでG大阪と対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。
以下、試合後の監督会見要旨

●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)
―いい試合だったと思うが、攻めきれずピンチを招いた場面もあった。勝ち点1で満足しているか?また野沢投入の狙いは?
「野沢に関しては、試合前から残り20分で入れる予定だった。近いうちにベストコンディションに戻り、チームの力になってくれると思う。勝ち点1には満足していない。勝ち点3を狙っていたし、引き分けに終わったことは残念。うちが押し込んで、そこからカウンターを受けた場面については、それが我々に与えられた新しい課題ではないかと思う。この2試合はレッズ、ガンバという強力なチームが5人、6人と守備に回り、前線に2人、3人しか残していなかった。それは今後増えてくる状況でもあると思う。相手が引いて守ってカウンターを狙ってくる。うちを研究しているとも言えるが、今年そういう状況になるのは予想していたことで、それをどう打開するかは練習もしているし、まだ微調整するところも残っている。みんなでやり続けることが大事だし、それを打開できれば、チームに新たな成熟、成長が見られることになると思う」

―この3試合、FW陣にゴールがないが?23日の北京国安戦には新井場選手は出場できそうか?
「新井場は、予定では出場する。使う考えを本人にも伝えている。攻撃陣に関しては心配することではない。攻撃の回数、チャンスの回数はこの2試合を振り返ってもらえれば、かなりの数があったと思う。懸念材料にはならないと思うし、誰が決めるかが大事ではなく、チームとしてそういう状況をつくっていることが大事。相手の対応が変わっていることもある。これまではレッズやガンバはリスクを冒して攻めてきていたが、今は引き分けでもいいと思ってやってきている。そういう状況に早く順応、対応し、それを崩すために考え直し、やり続ける必要はある。それは早急に取りかかりたいし、選手も分かっていること。イメージを共有できれば、解決できるものだと思う」

―後半はマルキーニョスが左サイドに張る時間が多かったが、ハーフタイムにそういう指示を出したのか?
「チームとしての指示でもあるし、相手に中央を固められて中央突破できなくなれば、誰かがサイドに流れて起点を作ることを要求している。ハーフタイムの指示とかではなく、自然にそういう流れになったのではないかと思う」

―次のACLのアウェーでの北京国安戦はグループリーグの中で一番厳しい試合になると思うが?
「言われた通り、厳しい相手で、予想突破がかかった試合になると思う。どんな試合になるかは予想できない。しっかりと準備をして、より良い結果を求めて戦っていくこと大事。それをやり切って帰ってきたいと思う」

●西野朗監督(G大阪)
「試合前からこういう拮抗した中で、お互いの攻撃力を出せるかなという思いはあった。終盤は圧力をかけられたが、ディフェンスは狙いをしっかり持って、ハードワークしながら戦えたと思う。オフェンスの面でなかなか打開できない状況だった。後半途中から佐々木を入れることで、彼のスピードを出して、押し込まれた中でカウンターで打開したいと思った。一発あればと思ったが、両チームともハードワークした、いいゲームだったと思う」

―藤ヶ谷選手の状態は?
「最終的な検査はまだなので、今はなんとも言えない」

―松代選手の評価は?
「松代はバックアップGKだけど、常にチームのリーダー。キャプテンとして、いつもチームの中心にいてくれる。後半のセーブも、集中力を保ったいいプレーだった」

―鹿島の攻撃を無失点に抑えた守備については?
「昨日の夜に松代が率先してDF陣と集まって、守備時のFKの壁の作り方などを修正していた。DFラインを上げるのもオフサイドを狙うのではなく、ラインを高くすることで中盤のプッシュアップを狙おうと。田代、マルキーニョスをけん制するポジショニングを取ろうと話していた。ポジショニングはシビアにできていた。いつになく緻密にやっている印象があった。裏を取られる場面もあったが、それはチャレンジの中ではいいこと」

―勝ち点1で満足しているか?
「満足はしていない。対鹿島でも常に勝ち切りたいと思っている。ただ内容としては妥当な結果かと思う」

(取材・文 西山紘平)

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