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新潟、2試合連続で追いつかれドロー

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[11.14 J1第30節 新潟1-1神戸 東北電ス]

 アルビレックス新潟は前節の磐田戦(1-1)に続き2試合連続で追いつかれ、1-1のドローに終わった。5試合連続で負けなしとしたが、ホームで悔しさが残った。

 前半26分に司令塔のMFマルシオ・リシャルデスがドリブル突破で今季13得点目を決めて先制に成功したが、後半34分にこぼれ球を押し込まれてしまった。神戸の猛攻に粘りが足りなかった。

 新潟によると、黒崎久志監督は「入りの部分で混乱したというか、ヴィッセルさんの勢いに対応が少しバタバタした部分がありました。後半、相手がフレッシュな選手を入れて攻撃的に来て、受けてしまった部分もありますし、簡単に自分たちのボールをロストして相手に渡してしまったところもありました」と残留争いに必死な神戸の勢いに飲まれたことを認めた。

 MF三門雄大は「前半はうまく戦えていたが、後半、自分たちがボールを取った瞬間、みんなの足が止まる感じがあった。パスコースも少なかった。ホッと一瞬、気が抜ける感じは、ジュビロ戦にもあった。そこは相手の戦い方どうかではなくて、自分たちが押し上げられるところで上げられず、苦しくなっていったところがある」と反省し、精神面の弱さを嘆いた。

 今節を終えて勝ち点44の10位。J2降格はないし、かといってACL出場圏内も絶望的と、モチベーションを保ちにくい状況ではある。指揮官は「ホームでサポーターの皆さんの声援を受けながら勝てなかったことは残念ですが、残り4試合、自分たちのサッカーで精いっぱいし、ひとつでも上を目指して戦っていきたい」と話しており、その言葉通りの試合を表現するだけだ。

(文 近藤安弘)

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