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[大ブーイング]重慶日記其の六(2月18日)

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 日本のテレビ放送ではどのように伝えられたか分かりませんが、昨日の北朝鮮戦での日本代表に対する現地サポーターのブーイングは凄いものでした。君が代が流れている間中、○指立てて日本を罵倒する声。なだらかで奥行きのあるスタンドを覆う屋根の面積が広いこともあってか、試合中も日本のセットプレーなどの場面はブーイングがスタジアムに大きく響きました。
 ただ「凄かった」といっても第1試合で中国に対する声援はその何倍もの量。北朝鮮戦ではブーイングに対して過度に緊張してしまった日本選手が多かったようですが、20日に行われる中国戦ではさらに集中したプレーが必要となるでしょう。
 一方で、北朝鮮代表の鄭大世選手はこの試合で中国サポーターのハートをつかんでいました。試合開始早々の先制ゴールに日本DF陣を置き去りにするスピードあふれる突破などなど。昨年6月にマカオで行われた予選大会と同じく、彼がボールを持つたびに大歓声が起こっていました。プレーで人をひきつける魅力を彼が備えていることが改めて証明されましたね。今後も北朝鮮の「12番」のプレーは注目。「最新ニュース」で試合のレポートもしていきたいと思います。

<写真は開幕戦中国対韓国の試合前セレモニーでのもの>
(取材・文 吉田太郎)

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