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ホーム敗退にカズ「次は全力でとりいく」

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[4.26 J2第10節 横浜FC0-1札幌 ニッパ球]

 「1戦1戦が大事。次は全力でとりにいきます」。コンサドーレ札幌に0-1で敗戦した横浜FCのMF三浦知良が試合後そう語った。

 横浜FCは今季ホーム戦でいまだ勝利なし。この日勝っていれば9ヵ月ぶりのニッパツ三ッ沢球技場での勝利となるはずだった。しかし、退場者を出し10人となった札幌を崩しきれなかった。後半10分から出場したカズは「前半は風が強すぎて、(相手が)10人になったことで相手の守備の意識が強くなった」と試合のやり難さをベンチから感じていた。「もう少しじっくりとパスを回して起点を作らないと…」と思っていたカズが右MFで出場すると、チームのパス回しを安定させようと努めた。

 札幌は左SB西嶋弘之が退場したあと、フォーメーションを4-5-1から3-4-2に変更。攻撃の面で数的優位に立った横浜FCは相手の3バックを突きパスワークからのサイド攻撃で攻め込んだ。しかし後半20分過ぎ、札幌は4-4-1と守備的な布陣に戻し、1点を守りながらもクライトンらのカウンターで試合を運んだ。横浜FCは後半終盤、攻め急ぎ気味で運動量も落ち、同点に追いつくことは出来ずに終了。チーム最年長のカズは「僕も御給(匠)に合わせて急いで蹴ってしまった場面も…」と反省点を口にした。

 今季9試合に出場しているカズのコンディションは「すごくいい」が、チームは勝利に恵まれず10節を終えて1勝3分6敗と低迷している。そしてGWは連戦が続く。「まず勝つという気持ちを大事にする。その気持ちと戦術のバランスをとって頑張ります」。カズはそう言って連戦を見据えた。

<写真>横浜FM・FW三浦知
(取材・文 山口雄人)

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