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2ゴールの鹿島・興梠「ハット狙っていた」

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[5.16 J1第12節 柏1-2鹿島 柏]

 鹿島アントラーズのFW興梠慎三が16日の柏レイソルで、立ち上がりから2ゴール。手堅く首位をキープした。

 「いいボールが来たので触るだけだった」。前半8分、MF小笠原満男のFKを勢いに任せて頭で押し込む。その3分後、左サイドのスローインから小笠原経由でボールを受けると、DFを背にしながらも身体を右に反転させ、瞬時に左足を振り抜いた。「ボールタッチを意識して、あとはもう蹴るだけだった」。ゴールへ向かう高い集中力がもたらした2点だった。

 その後も何度かチャンスはあった。同37分にはPA外から強烈なミドルシュート。後半10分には、トップでコンビを組んだFWマルキーニョスからのパスを思い切り蹴り込んだ。「3点目のチャンスはあったので悔しい。もちろんハットトリックは狙っていた」。相変わらずゴールには意欲的だ。

 今季はこれで4得点。チーム最多のマルキーニョスと並んだ。「(6月のアジア最終予選に臨む)代表にはクラブで試合に出ないと呼ばれない。そういう意味で今日はゴールできて良かった」。クラブでも代表でも不動のレギュラーを目指して、興梠の挑戦は続く。

(取材・文 山口雄人)

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