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ウズベキスタンvs日本 公式練習後の選手コメント

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 日本代表は5日、6日のW杯アジア最終予選・ウズベキスタン戦に向け、試合会場のパフタコールスタジアムで公式練習を行った。勝てば世界最速となるW杯出場権を獲得。4大会連続4回目のW杯出場へ、決戦のときがいよいよ迫ってきた。
以下、公式練習後の選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
「チームとして点を取りに行く。大事な一戦だし、ゴールを取りたい。自分の持ち味なので、出たら点を取りたい。自分の生きるところを証明できるのはゴールだけ。周りとはコミュニケーションが取れているし、自分のほしいところも話しているからやりやすい。いつ出てもやれる自信はあるし、いい準備ができている」
―ウズベキスタンの印象は?
「前回も先制されているし、今回は自分たちのサッカーをして、どんどん相手にプレッシャーをかけて、守らず攻めの姿勢でやりたい」
―W杯出場が懸かる試合だが?
「多少、意識はあるし、力も入るけど、やっぱり勝って決めたい気持ちは強い」

●FW玉田圭司(名古屋)
―右足首の状態は?
「もう、いけると思う。痛いのは痛いけど、トレーナーとやるべきことはやった。右で蹴ることはあまりないと思うし、我慢していきたい。アウェーは好き。ブーイングもあるけど、決めると黙るから。あと1勝という、そういう気持ちは持たないほうがいい。日本の方が実力があると思っている」

●MF中村俊輔(セルティック)
―ピッチの状態は?
「思ったよりフカフカしている。練習場より芝が短いはずなのにフワフワしてる。アウェーのオマーンみたいな感じ。でも雨が降った方がボールは走るし、かといって日本みたいに下が硬くないからボールも回ると思う」
―やることはやった?
「もうちょいかな。スローインのところで選手のミーティングもやった。スタッフが映像をまとめてくれて、ほぼ長友のスローインの編集になってた。フワーと上げてルーズボールになったりしていたシーン。長友が悪いんじゃなくて、周りが動けばいいのに、それが遅くて長友が投げられなくなってる。もうちょっと大胆に、周りがきゅきゅっと動かないと。こういうゲームは切り替えとか、ボールが出たときに味方がすぐ近づくとか、ショートコーナーとかそういうのが大事。CKにしなくていいところをCKにしないようにとか。そういうのは試合前に言った方がいい」
―監督の言っていることにプラスアルファも出てきた?
「そういうシーンもあるけど、個人の発想だけでやると強い相手には捕まる。スローインにしろ、話してなくても俺が走ったらウッチー(内田)から出てくるときもある。そういうイメージがみんなでできている」
―4年前のチームよりリラックスしている雰囲気があるが?
「それがいい方向に転がればいい。ジーコのときは毎試合ピリピリした。今もピリピリはしているけど、日残り3試合のうちどこかで1勝すればいいんだと、そういう雰囲気がもしかしたら選手だけでなく、みんな(報道陣)にもあるかもしれないでしょ。でも、それを余裕ではなく、いい方向に持って行ければ、チームが大人になるというか、一皮むけることにもなる。あした負けたら“(気が)抜けてた”とか“油断があった”とか言われるだろうけど、それはあした次第だから。俺はあした勝ったからと言っても気は緩められない。1試合が命取りになってポジションを失うこともあるから」
―FKは確認した?
「ちょっと難しい。オマーンのときに似ている。きょうはポイント(のスパイク)を履いてやった。当てにいくFKになるかな。ファーに低いのとか。きょうは10回中3回ぐらいしか入らなかったけど、きょうはミスして本番で修正すればいい」

●MF中村憲剛(川崎F)
―試合があしたに迫ったが?
「いよいよだなと。こっちに来て4、5日経ったし、あした試合だなと。あっという間だった。しっかり練習して準備してきた」
―選手同士のミーティングをやったということだが?
「今までやってきたことの確認と、細かい微調整。今までやってきたことをしっかりやろうと。あとは相手の出方を見て」
―俊輔や遠藤とも話したらしいが?
「トップ下で出た場合のポジショニングとか。相手が2トップにしろ、1トップにしろ、こっちのボランチにプレッシャーがかかってくると思うので、そこで自分がどれだけサポートできるか。ウズベキスタンは中盤で4人がブロックをつくってくるけど、自分が相手ゴール前のエリアに入っていきたい」
―ピッチの芝は?
「ちょっと長い。でも雨が降ってるし、ボールは走る。(スパイクは)固定と取り換えを持ってきてたけど、これなら固定でいいかな。あと3試合あるけど、あした決めるつもりで、みんなも気持ちは入っている」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―選手同士でミーティングをやったらしいが?
「きのうはスローインのこと。基本中の基本。できるだけ周りが速く動くとか。基本的なことを話し合った。あしたはそういうところがしっかりできればいい。15分ぐらいだったし、堅いミーティングじゃない」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「ウズベキスタンとボスニアの試合を見たけど、相手が完全に引いていたから参考にならない。スローインはロングスローもやってくるので注意したい。ただ、こちらが守備的になることはない。僕らは自分たちのサッカーをやれば、相手は何もできなくなる。最後はなんだかんだ言って、気持ちです。強い気持ちを持たないといけない」

●DF中澤佑二(横浜FM)
―岡田監督はW杯ベスト4を目標にしているが?
「だれかが本気にならないと、監督だけが旗を掲げていても、あまりにも大きいし、支えられない。1人、2人、3人と支えないと。その最初の1人になりたい。それがちょっとずつでも増えていけば」

●DF内田篤人(鹿島)
「ウズベキスタンとオーストラリアの試合のビデオを見た。ウズベクが何回かチャンスがあって、FWが裏を狙っていた感じ。あと、ウズベクの失点場面が日本の右側なので、チャンスがあったら前に行きたいと思う。芝が深いとかは、もうアウェーなら何も気にならない。ユースのときからやっているけど、食べ物とか芝とか、気にならないです」

●DF長友佑都(F東京)
―選手同士のミーティングでスローインの確認をしたらしいが?
「スローインは投げるのが僕なので、僕が写っていたということ。サイドバックだけじゃなく、近い人が投げた方がいいけど、それが難しいときはサイドバックが投げることになるから、確率を上げていきたい。体調は大丈夫です」

(取材・文 矢内由美子、西山紘平)

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