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神戸は5戦勝ち星なし。日本代表・永井を投入も実らず

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[4.11 J1第6節 神戸0-2山形 ホムスタ]

 ヴィッセル神戸は開幕・京都戦の勝利以降、引き分けを一つ挟んで4連敗。17位に後退した。試合後はサポーターからの大ブーイングを浴びた。

 長身の都倉賢のポストプレーを生かしてシュート数こそ12本と7本の山形より多く放ったが、カウンターに沈んだ。特に後半、都倉自身がヘディングシュートを放つなど好機を作り、同6分にはセルビア戦の日本代表にも選ばれた福岡大のFW永井謙佑を投入して攻勢をかけた。

 采配があたったのか、押し込む時間もあったが、山形の粘りとカウンターに苦労し、最後までゴールネットを揺らせず。神戸によると三浦俊也監督は「特に2-0になるところまでは、勝つに値するゲーム内容ではなかった。負け越しをしている中で、こちらが主導権を取るようなサッカーをしなければいけないのに、そういう入り方ができず、簡単にいうとDFは間延びをしてしまい、その間でボールを受けられ、セカンドボールを拾われたりという、自分たちがやろうとしていることができなかった」と嘆いたという。

 セルビア戦で出番がなかった永井は、そのうっ憤を晴らす意味でもゴールがほしいとろこだった。遠目からのシュートなど積極性は見せたが無得点に終わり、「点を取りに行けということで早い時間帯で投入されて、シュートも打ったのですがキーパーの正面にいってしまいました。J1では簡単にシュートを打たせてもらえないし、簡単に前も向かせてもらえないです。自分からもっと声を出したり、積極的にゴールに向かうプレーを増やさなければいけないと思います」と課題を口にした。

 エースの大久保嘉人を怪我で欠いていることもあるが、苦しい戦いが続く神戸。三浦監督は守備の整備は得意のはずだが、開幕戦以来、5試合連続で失点している。戦力的には決して今の17位にいるようなチームではないはず。何とか突破口を開き、上昇気流に乗りたいところだ。

(文 近藤安弘)

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