beacon

横浜FMは俊輔の1G1Aで連敗ストップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.27 J1第33節 G大阪0-2横浜FM 万博]

 俊輔の左足が公式戦4連敗中のチームを救った。横浜F・マリノスはMF中村俊輔の1ゴール1アシストの活躍でG大阪に2-0で勝利。公式戦連敗を4で止め、5試合ぶりの勝利を飾った。

 前半3分、DF田中裕介が左サイドから仕掛け、ゴールライン際ぎりぎりの位置からマイナスのクロスを送る。これに合わせたのは、後方から長い距離を走ってきた中村。左足ワンタッチで押し込み、幸先良く先制点を奪った。

 さらに前半14分、PA外右で獲得したFK。中村が左足でGKとDFの間の絶妙な位置に蹴り込み、ファーサイドから走り込んだFW渡邉千真が右足ダイレクトで合わせた。8月21日の京都戦(2-1)以来、13試合ぶりに先発起用された渡邉。5月15日の京都戦(2-2)以来、実に21試合ぶりとなる今季8点目で2-0と突き放した。

 その後も前線のFW小野裕二が渡邉の裏へ走ってチャンスをつくるなど、中村、渡邉、小野の3人で攻撃を展開。G大阪の追撃を許さなかった。

 DF中澤佑二、DF栗原勇蔵の代表コンビを負傷で欠く守備陣も奮闘した。捨て身の反撃に出るG大阪に対し、GK飯倉大樹が好セーブを連発。DF松田直樹、DF波戸康広のCBコンビも再三、体を張ったディフェンスでゴールを死守した。

 10月17日の神戸戦(1-0)以来、7試合ぶりの完封勝利。中澤、栗原の負傷離脱後、計11失点で公式戦4連敗を喫していた守備陣が粘り強く守り、勝ち点3を手にした。

 試合後のインタビューで中村は「ここ数試合、悪い内容が続いていた。だから昨日も選手だけでミーティングをしたし、勝てて良かった」と安堵の表情を見せていた。ここまでの連敗でACL出場権争いから脱落し、天皇杯もすでに敗退している。今季最終戦となる12月4日のホーム大宮戦。今日の勝利を無駄にすることなく、連勝で来季へつなげたい。

(文 片岡涼)

「ゲキサカ」ショート動画

TOP