[1.3 全国高校選手権3回戦 立正大淞南5-1新潟西 西が丘]

　22年ぶり出場の新潟西は22年前と同じ3回戦で力尽きた。前半は相手に2桁のシュートを放たれながらも集中した守備を見せるGK清水裕允の好守などゴール前での粘り強い守備で得点を許さない。逆にMF池田舜(3年)のドリブル突破やFW山川翔也(2年)のドリブルシュートなどゴールを襲う場面もあった。

　だが「後半取りにいこうと思ったけど立正大淞南さんに先制点を取られてリズムを崩してしまった。前半は上手くできていたけど・・・・・・」と成海優監督。一度崩れたチームは立て直すことができず、5点を奪われてしまった。それでも後半32分、FW吉川武志(2年)の左クロスを山川翔が頭で合わせて意地の1点。2年生コンビで奪った1点は来年につながりそうだ。

　今大会2試合で3ゴールを挙げた山川翔は「先輩たちを超えたい。次はベスト8目指していく」。2試合を戦った経験を生かし、来年は一歩先へ進む。

(取材・文　吉田太郎)

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【特設】高校選手権2010