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草津が熊本下し、リーグ連勝飾る

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[4.30 J2第9節 草津1-0熊本 正田スタ]

 ザスパ草津がホームでロアッソ熊本に1-0で勝利した。前節の大分戦(2-1)に続き、リーグ再開後2連勝を飾った。

 立ち上がりは熊本の191cmの長身FW長沢駿を的にした攻撃を前に苦戦する。前半4分、長沢へロングパスを入れられると、PA内でシュートを打たれたが、これは枠を外れた。同15分には、左クロスを許し、最後は長沢にヘディングシュートを打たれるもポストに救われた。

 序盤のピンチを耐え切ると、早くも決勝点が生まれた。前半17分、右サイドから突破を仕掛けたFWアレックスがゴールライン際からマイナスのクロス。これをFW萬代宏樹がスルーして、最後はMF熊林親吾が右足を振りぬいた。これがゴールネットを揺らし、草津が先制に成功。後半には、熊本の大卒ルーキーFW齊藤和樹がスルーパスに抜け出し、あわや失点の場面もあったが、虎の子1点を守り抜いた。

 萬代のスルーが決勝点につながったことについて、熊林は試合後のテレビインタビューで「オレの言うことなら、あいつはなんでも聞くので。スルーしなかったら、後でどうなるかわかってたと思います」と一言。今季、鳥栖から期限付き移籍で加入した萬代だが、04年から07年には仙台に在籍。当時は熊林も仙台にいたため、約1年半に渡ってともにプレーしていた。仙台で培った二人のコンビネーションが草津に勝利をもたらした。

(文 片岡涼)

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