今季わずか1失点で5位浮上、鳥取が3戦連続無失点で横浜FC撃破
[5.4 J2第10節 横浜FC0-1鳥取 ニッパ球]
今季J2初参戦のガイナーレ鳥取がアウェーで横浜FCを1-0で下し、Jリーグ2勝目を飾った。これで4月24日の北九州戦(2-0)、30日の富山戦(0-0)に続いて3試合連続の無失点。今季1失点は湘南と並んでリーグトップタイの数字。J参入1年目の“伏兵”が5位に躍り出た。
積極的なプレッシングと豊富な運動量に裏付けされた堅守はこの日も健在だった。立ち上がりから横浜FCにチャンスらしいチャンスを与えず、前半20分には高い位置からのプレスでインターセプトし、狙い通りの速攻。FW美尾敦のパスから前線に飛び出したMF小井手翔太がフィニッシュに持ち込むなどチャンスをつくった。
そして後半立ち上がりの1分、小井手のスルーパスに走り込んだ美尾が左足ワンタッチでゴールに流し込み、先制点。「相手もアグレッシブに来るチーム。先制点が欲しかったし、自分のゴールで先制できてよかった」。湘南ユース出身で甲府や京都でプレーし、J1通算22試合1得点、J2通算160試合12得点(前節終了時点)の実績を持つ美尾が3シーズンぶりとなるJリーグでの得点を決め、均衡を破った。
横浜FCはFW三浦知良が今季初先発を果たしたが、攻撃の連係を欠き、攻めあぐねる時間が続いた。後半14分のカズの直接FKもゴール上へ。後半10分にFW難波宏明に代えてFW藤田祥史、同14分にはカズに代えてFW西田剛を投入し、2トップを入れ替えて反撃を狙ったが、鳥取の牙城を崩せなかった。後半ロスタイム、前節の湘南戦(1-0)で決勝点を決めたMF荒堀謙次が強烈な左足ミドルを放つもGK井上敦史が好セーブ。連勝を逃し、早くも今季3敗目を喫した。
鳥取は引いて守るだけでなく、積極的にカウンターから追加点を狙うなど最後まで攻め合い、競り勝った。「気持ちで押し込まれたら厳しい。前に前にという気持ちで守れてよかった」。試合後のインタビューで美尾は胸を張った。次節8日はホームでの千葉戦。「僕らは最下位からのスタート。チームが一つになって頑張りたい」。昇格候補が相手でも関係ない。この勢いに乗り、とりぎんバードスタジアムでJリーグ初勝利を飾る。
(文 西山紘平)
今季J2初参戦のガイナーレ鳥取がアウェーで横浜FCを1-0で下し、Jリーグ2勝目を飾った。これで4月24日の北九州戦(2-0)、30日の富山戦(0-0)に続いて3試合連続の無失点。今季1失点は湘南と並んでリーグトップタイの数字。J参入1年目の“伏兵”が5位に躍り出た。
積極的なプレッシングと豊富な運動量に裏付けされた堅守はこの日も健在だった。立ち上がりから横浜FCにチャンスらしいチャンスを与えず、前半20分には高い位置からのプレスでインターセプトし、狙い通りの速攻。FW美尾敦のパスから前線に飛び出したMF小井手翔太がフィニッシュに持ち込むなどチャンスをつくった。
そして後半立ち上がりの1分、小井手のスルーパスに走り込んだ美尾が左足ワンタッチでゴールに流し込み、先制点。「相手もアグレッシブに来るチーム。先制点が欲しかったし、自分のゴールで先制できてよかった」。湘南ユース出身で甲府や京都でプレーし、J1通算22試合1得点、J2通算160試合12得点(前節終了時点)の実績を持つ美尾が3シーズンぶりとなるJリーグでの得点を決め、均衡を破った。
横浜FCはFW三浦知良が今季初先発を果たしたが、攻撃の連係を欠き、攻めあぐねる時間が続いた。後半14分のカズの直接FKもゴール上へ。後半10分にFW難波宏明に代えてFW藤田祥史、同14分にはカズに代えてFW西田剛を投入し、2トップを入れ替えて反撃を狙ったが、鳥取の牙城を崩せなかった。後半ロスタイム、前節の湘南戦(1-0)で決勝点を決めたMF荒堀謙次が強烈な左足ミドルを放つもGK井上敦史が好セーブ。連勝を逃し、早くも今季3敗目を喫した。
鳥取は引いて守るだけでなく、積極的にカウンターから追加点を狙うなど最後まで攻め合い、競り勝った。「気持ちで押し込まれたら厳しい。前に前にという気持ちで守れてよかった」。試合後のインタビューで美尾は胸を張った。次節8日はホームでの千葉戦。「僕らは最下位からのスタート。チームが一つになって頑張りたい」。昇格候補が相手でも関係ない。この勢いに乗り、とりぎんバードスタジアムでJリーグ初勝利を飾る。
(文 西山紘平)