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柏はドローで首位キープも今季初の無得点

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[5.21 J1第12節 名古屋0-0柏 豊田]

 柏レイソルは名古屋と0-0で引き分けた。首位の座をキープしたものの、開幕戦から1試合平均2得点を挙げていたが今季初の無得点。前節終了時点で得点ランクトップタイのFW北嶋秀朗、2戦連続で得点中のDFジョルジ・ワグネルともに不発に終わった。

 この日は左サイドから幾度もチャンスをつくった。前半15分、左サイドから攻め込んだMF大津祐樹が左足を振りぬくもGKに止められた。同38分には大津のスルーパスに左サイドを抜け出した北嶋がシュートを狙ったが、これもGKがストップ。枠内へシュートを飛ばすが、なかなかゴールネットを揺らすことはできない。3試合ぶりに先発に復帰したMF茨田陽生が中盤からチャンスをつくるがゴールにはつなげず、前半を終了した。
 
 後半開始2分、左サイドから仕掛けた大津が左足でシュートを狙うが、枠を外れた。同33分には右クロスにFWレアンドロ・ドミンゲスが頭で合わせたが、クロスバー上方へ外れた。1点を奪えずに時間は過ぎていく。後半40分にはFW田中順也に代わり、MF澤昌克。同42分には北嶋に代わって、FW工藤壮人を入れるがゴールは遠く。後半ロスタイムには大津に代わって出場したMF兵働昭弘がミドルシュートを放ったが、枠を外れた。スコアレスドローのままに試合は終了した。

 ネルシーニョ監督は試合後のテレビインタビューで「すごくハードで難しいゲームだった」と試合を振り返り、「このチームはもっと成長するし、戦術的にも技術的にも、ここからまだ伸びるチームだと思っています」とコメントした。勝利することはできなかったものの、昨季王者相手に幾度もチャンスつくった末の引き分けは前向きに捉えることができそうだ。

(文 片岡涼)

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