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キムの今季初ゴールが決勝点、横浜FMが10人のC大阪下す

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[6.15 J1第15節 C大阪0-1横浜FM 金鳥スタ]

 横浜F・マリノスがC大阪に1-0で勝利した。日本代表DF栗原勇蔵を出場停止で欠くなか、DFキム・クナンの今季初ゴールを守りきり、公式戦4試合ぶりの完封勝利。4位の座をキープした。

 栗原不在の影響でDF青山直晃がCBでリーグ戦初先発となり、左SBではDF金井貢史が同じくリーグ戦初先発。また、今季初の無得点で敗れた前節の柏戦(0-2)から前線のメンバーも入れ替え、FW渡邉千真がベンチスタート。FW小野裕二が4戦ぶりの先発に入り、FW大黒将志と2トップを組んだ。

 前半8分、MF兵藤慎剛がPA内左からドリブルで持ち込み、放ったシュートはポストを叩いた。同14分にはMF谷口博之がゴールまで約30mの距離から相手の意表をつくミドルシュートを放ったが、これもクロスバー。スコアレスで試合は進むと前半31分、右サイドで兵藤がDF上本大海に倒され、このプレーで上本が一発退場。数的有利な状況となった。

 そして待望のゴールが生まれたのは後半35分だった。途中出場のMF狩野健太のPA外右からのFK。ニアサイドで合わせたキムが頭で叩き込んだ。これが決勝点となり、横浜FMが1-0で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで木村和司監督は「リズムとしても良かったし、きょうはああいうやり方で勝ててオプションが増えて良かった」と笑顔をみせた。これまでも193cmの高さを武器にパワープレー要員として9試合連続で途中出場しながら結果を残すことができていなかったキムの今季初ゴール。終盤の切り札がようやくはまり、チームをさらに勢い付けそうだ。

(文 片岡涼) 

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