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「厳しい夜になった」、10人の柏は5失点大敗

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[7.2 J1第2節 C大阪5-0柏 長居]

 62分間、数的不利の戦いを強いられた首位・柏レイソルが5失点の大敗を喫した。最近5試合で2勝3敗。その間の失点は13と、シーズン序盤の堅守が影を潜めている。

 立ち上がりからピンチの連続だった。前半18分に早くも先制点を許すと、同24分にはDF増嶋竜也のクリアミスをFWホドリゴ・ピンパォンに拾われ、2失点目。いきなり2点のビハインドを背負い、その4分後だった。MFマルチネスを後方から押し倒したMFレアンドロ・ドミンゲスがこの日2枚目の警告を受け、退場となった。

「セレッソの速くテンポの良い攻撃を許してしまった。ビルドアップでのミスからカウンターを食らって、前半に2失点してしまい、相手にリズムを渡してしまった。さらに直後のレアンドロの退場も大きかった。我々には大きな痛手になったし、相手には安心感を与えてしまった」。クラブによると、ネルシーニョ監督は試合をそう振り返り、「今日はセレッソのスピーディーなサッカーに対応できず、厳しい夜になってしまった」と敗戦を受け止めた。

 10人のチームは3戦連発中のFW田中順也が孤軍奮闘した。前半44分、PA外から左足でミドルシュート。しかし、これはゴール右に外れ、後半19分にも自らドリブルで切れ込み、シュートを狙ったが、DFのブロックに阻まれた。結局、後半も3失点。0-5の完敗だった。

 首位は守ったものの、明日3日に行われる横浜FM対川崎Fの試合で勝敗が付けば、勝ったチームとの勝ち点差は1に縮まる。田中は「もう一度守備から立て直していきたい。これまで自分たちが良かった試合も多かったし、それを思い出してホームの試合で勝ちたい」と力説した。今季4敗目となったが、過去の3敗はいずれも次の試合で勝利を挙げている。連敗できない次節の相手は勝ち点3差の仙台。負ければ順位はひっくり返る。司令塔であるレアンドロは出場停止となるが、そう簡単に首位の座を明け渡すわけにはいかない。

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