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7連敗で11位と低迷も、川崎F幹部「相馬で行く」と改めて続投を明言

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[8.28 J1第24節 柏3-2川崎F 柏]
 川崎フロンターレは後半序盤に2-0とリードをつかみながら、2ー3の逆転負け。クラブワーストをさらに更新する7連敗となった。連敗中の7試合で計17失点と守備が崩壊。この日も逃げ切れるかと思いきや、後半16分から同33分の18分間で3点を奪われて逆転された。
 川崎Fは今季から就任した相馬直樹監督が、前線からの積極的なプレスで高い位置でボールを奪い、主導権を握る攻撃サッカーを標榜している。夏前は順調だったが、体力が消耗する夏場の時期には、90分間やり切ることが難しいことが指摘されていた。試合中に戦い方をうまく変えて乗り切ることが一つのポイントだったが、この日も後半9分に2-0としたあとの戦い方について、ある選手によると、少し引いてカウンターを狙うのか、そのまま前から行き続けるのかなど「戦術的な指示はなかった」という。
 今後は日本代表のW杯予選があるため一時中断となるが、川崎Fの庄子春男GMは「監督を変えることは考えていない。相馬で行く」と改めて続投を明言した。リーグ戦が再開する11日までの間に、もう一度、相馬監督の下で一丸となり、巻き返しに向けて練習を重ねていくことを明かした。
 川崎Fは怪我人の影響もあって、この日の柏戦にDF實藤友紀、DF田中雄大の大卒ルーキー2選手が先発し、途中から高卒ルーキーのMF大島僚太が起用されるなど、若い選手が多く抜擢されている。つまり、まだまだ伸び代があり、短期間で成長する可能性も秘めている。試合内容も、主導権を握る時間も多く、選手たちも「悪いサッカーはしていない」と口を揃える。相馬監督の下で、必ずこの危機を乗り越える。
[写真]川崎Fの相馬監督
(取材・文 近藤安弘)

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