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神戸がクラブ史上初のひとケタ順位、和田監督「通過点をクリアできた」

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[12.3 J1第34節 仙台2-0神戸 ユアスタ]

 3連勝で8位にまで順位を上げていたヴィッセル神戸は最終節で6試合ぶりの黒星を喫し、9位に後退したが、クラブ史上初となるひとケタ順位でシーズンを終えた。クラブの過去最高順位は99、07、08年の10位。「ひとケタ順位を目指そうとシーズンをスタートさせた」と言う和田昌裕監督は「正直悔しい敗戦だが、1年間通して、チームは成長したと思う。ただ、満足はしていない。また来季、さらに上位を目指せるようなチームになっていければと思っている」と、今季の目標であるひとケタ順位を達成したことに充実感ものぞかせていた。

「ひとケタといっても1位から9位まである。最後9位になれたが、ギリギリだった。ただ、今まで目標を掲げて達成できたことがないチームだったことを考えれば、最後までこだわって戦ったことは良かったと思うし、選手たちもそれを手にしたことの成長は頼もしく思っている」

 昨季は降格危機に直面し、最終節で劇的な逆転残留を果たした。今季は3試合を残して残留を決め、最終順位は9位でフィニッシュ。昨季途中から就任した和田監督のもと、着実なステップアップを見せた。「正直、レベルの低い目標だと思っている。ACLや優勝などを勝ち取るクラブに成長しないといけない」とさらなる高みを見据えた指揮官は「そこまでの通過点、過程としてクリアできたことはクラブにとっても大きいと思うし、これからどんどん飛躍したい」と、納得のシーズンを終え、来季はACL出場権争いに食い込むことを誓っていた。

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