beacon

[ACL]安田理が自画自賛の豪快ボレーでダメ押し3点目

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.5 ACL決勝戦第1戦 G大阪3-0アデレード・U 万博]

 足がつりながらも、気持ちでねじ込んだ。ガンバ大阪のDF安田理大がダメ押しとなる3点目を奪い、12日の第2戦に向け大きなアドバンテージをもたらした。2-0の後半23分、MF遠藤保仁がペナルティーアーク付近に上げたボールに飛び込み、倒れ込みながら右足ダイレクトボレー。豪快なシュートがゴール左隅に吸い込まれた。「足がつっていて、こぼれ球とか、はね返りを拾おうと思っていた。ヤットさん(遠藤)からいいボールが来て焦ったけど、振り切らず、ミートすることだけを考えた」。遠藤が「よく決めてくれた」と賛辞を送ったスーパーゴール。報道陣から「かっこよかったね」と言われると、「自分でもそう思います」と笑った。

 序盤から積極的にオーバーラップし、左サイドで果敢に仕掛けた。「相手が僕のサイドから攻めることが多いと聞いていたので、自分が上がって、相手を上がらせないようにした。ファーストプレーが一番大事だし、積極的に仕掛けようと思っていた。そこでドリブルに行って、クロスを上げられて、きょうは行けると思った」。安田理のアグレッシブさに触発されたようにチームも勢いに乗り、3-0のゴールラッシュにつなげた。

 残すはあと90分。そこを乗り越えた先には、いよいよクラブW杯が待っている。「北京五輪が終わってから常に世界を意識してきた。日本止まりじゃダメ。絶対に頂点に立って、もうひとつ上の舞台に行って、自分にどんなプレーができるか挑戦したい」。もう一度、世界の舞台へ。安田理は最後まで自分らしく、アグレッシブに戦い抜く。

<写真>3点目を決めるG大阪DF安田
(取材・文 西山紘平)

TOP