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[早スポ]早稲田大vs中央大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

[5.3 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第1節 早稲田大1-0中央大 平塚]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦が3日に開幕した。平塚競技場では早稲田大と中央大が対戦し、1-0で早稲田大が勝利した。

以下、試合後の早稲田大コメント

●MF柿沼貴宏(4年=大宮ユース)
「内容は良くなかったんですけど、開幕戦ということで貪欲に勝ち点3を取りにいって結果に繋がったので良かったです」

―どのように試合に臨んだか?
「攻守の切り替えの速さっていうのを自分たちの強みにしようと毎日練習で取り組んでいるので、それがきょうは上手くいったと思います。まだまだ甘いところはあったんですけど、そこは相手よりは優っていたと思うので、また質を上げていければいいかなと思います」

―悪かった点は?
「僕たちはファーストディフェンダーでまずチェックにいってどのように止めるかという方向付けをするようにやっていたんですけど、それが決まらない時にどうやって守備をするかっていうのが上手くいかなかったんで、そこは課題だと思います」

―昨季のSHから一転、ボランチでの起用でしたが?
「ボランチはやっぱり攻守のバランスを取るのと、あとはゲームの組み立てが出来れば良かったんですけどきょうは上手くいかなかったです。あとは守備から入るっていうのは意識してます」

―今季のア式蹴球部の目標は?
「『日本一』というのはブレずにやっています。いかにして日本一になるかを意識して毎日トレーニングに励んでいるので」

―自身の進路は?
「プロになれたら一番いいんですけど、今の自分では厳しいのでリーグ戦で結果を出して目標を達成したいです」

―次節・筑波大戦に向けて。
「筑波は毎年繋いでくるチームなので、そこにどのように対応して試合をするかを残りの期間でしっかり取り組んで、自分たちの強みである攻守の切り替えというのは次の試合でも強みとして発揮できるように頑張りたいです」

●GK赤堀勇太(4年=磐田ユース)
「開幕戦はどこが相手でも難しいので、それでも結果を残せたのはよかったです。ただ内容は見ての通りあまり良くなかったので、次は結果と内容の両方が伴えば、と思います」

―練習試合で勝利している中大が相手だったが?
「DFでは高い位置でボールをとってから早い攻撃でゴールに結びつけることを意識しました」

―守備陣にはどういった指示を?
「ここ3ヵ月ほど一緒にやっているので、特にきょうだからといったことはありませんでしたが、ひとりがボールにいったらもうひとりがカバーするというような、基本的なことを怠らないように、っていう声はずっと掛けていました」

―DFとの連携は?
「決定的なピンチというのはなかったのですが、うまい選手だとフリーでいいシュートが飛んでくることもあるので、もっともっと厳しく、激しくいきたいです。次の試合まで3日ありますが、DFと話し合っていきたいです」

―リーグ戦開幕が遅れた影響は?
「特にはないです。逆にチームのコンセプトみたいなものは徹底されたので、時間がとれてよかった部分もあります」

―筑波大戦に向けて。
「まずはしっかり休んでコンディションを整えて、もっと内容を追求して、もっと楽しいサッカーをできるように頑張りたいです」

●MF奥井諒(4年=履正社高)
「内容はあまり良くなかったですが、きょうは内容よりも勝ち点3を取りにいくことが目標だったので、そこは良かったです」

―今季初ゴールで試合を決めたが?
「あまり相手DFのプレッシャーがこなくて、PAまで入れてくれたので、自分でいきました。これからもチャンスはあるだろうし、それを決めるかで勝敗が変わってくるので、これからもこだわっていきたいです」

―ゴールへの意識が高かったようですが?
「今季は得点とアシスト、結果にこだわっています。可能ならば自分の力でゴールまでいけたら一番いいので、ボールを持ったらまずはゴールを意識しています」

―今季から背番号が10に変わりました。
「変更が決まってから言われたんですけど……。10番を着けていたら嫌でも注目が集まりますし、相手のマークも厳しくなると思いますけど、番号に負けちゃだめなので、自分の良さを消さずにいきたいです。最初は着けたくないくらいだったんですけど(笑)今はやるしかないなって」

―現在の調子はいかがですか?
「昨季と違って、コンディションの問題で自分の中では100%の準備はできなかったんですが、その中で監督やトレーナーの協力も得て、うまく開幕に合わせられました」

――開幕が遅れた影響はありましたか?
「個人的にはそのコンディションの問題があったので、開幕が延期になって助かりました。1ヵ月間いい準備ができましたね。チームとしては、集中を切らすことなく、下の学年も積極的に練習でプレーしてくれて、4年だけじゃなく下の学年から意識を高めてくれたので、それは嬉しいです。下の学年の方が気合いがあるくらいでした」

――新体制になって、チームの変化は?
「今季は本気で日本一を取りにいくことをチームで目標に掲げていて、そのためにはピッチ内外で何が大切か常に求められます。昨季も日本一は目指していましたけど、より現実的に考えられるようになったかなと思います」

―最上級生になっての変化もありますか?
「そうですね。4年でミーティングもするようになったし、試合に出られない選手もいる中で関東リーグのピッチに立てることは本当に幸せなんだなって感じましたね」

●FW小井土翔(4年=千葉U-18)
「開幕戦ということもあって、動きもかたい部分があるって話を選手同士でも話をしていてその中でも思いっきりやろうと思い、悪い時間帯もあったんですけどチームとして点をとれたのはよかったと思います」

―どのような意識を持ってプレーをしたか?
「まず前線で起点として相手DFのポジションバランスを崩そうと意識は持ってましたね。あとはシュートを打ってチームに流れをつくることができればいいと思ってやりました」

―自己採点すると?
「やはり点を取ることができなかったことを考えれば70点から80点ぐらいかなと。これからどんどん点を取っていきたいです」

―新チームの雰囲気はどうですか?
「学生主体ということもあって、自分たちで厳しい環境をつくっているんですけれど、そのなかでもいろいろ課題はありますが自分たちで解決しあってここまできているので、今後も続けていきたいなと思います」

―今季の目標は?
「まずインカレ優勝というのがもちろんのこと、総理大臣杯優勝も目指していきたいと思います」

―自身の目標は?
「僕自身はやはりどんどん点を取っていきたいなと思います」

―筑波大戦への意気込みは?
「日本一になるにあたって絶対負けられない相手でもあるし、勝ち点3を取れないことはないと思うので、絶対に勝ち点3を取りたいなと思います」

●FW富山貴光(3年=矢板中央高)
「今まで厳しい練習をやりながら、ここ3ヵ月厳しい環境を作りながら、一人一人色々考えながらやってきたので、その結果がきょうの1試合で出せたので、選手全員スタンドにいる選手も含めて勝利を勝ち取れたってことがすごく良かったと思います」

―自身のプレー含め、良かったところは?
「特にこれをしたっていうのはないですけど、一人一人がしっかり走って、相手に負けないっていう気持ちを前面に出してできたのがすごいよかったと思います。 自分のいいプレーはあんま出せなかったんで、次はもっといいプレーを出してチームがもっと楽に試合を運べるように頑張っていきたいです」

―次節の筑波戦に向けて。
「きょうみたいな戦いをもっと確立していけば、自分たちの強みを出して戦っていけば勝てる相手だと思う。逆に自分たちの強みを出さなければ勝てないと思うので、そういう強みを出して戦っていきたいです」

●DF畑尾大翔(3年=F東京U-18)
「開幕戦でもあるし、先週チャリティーマッチで戦っていたので、色々と難しい試合でした。内容はあまり良くなかったけど、勝てたことは大きかったです」

―先週試合をしたことで何か意識したことは?
「自分たちがすることは変わりません。守備から攻撃への切り替え、攻撃から守備への切り替えなど東伏見で練習してきたことを出そうとしていたので。先週戦ったからと言って特に意識したことはありません」

―試合を通しての運動量は?
「自分たちは走れるという自信はありました。後半の最後の方になっても、『まだ走れるだろ』と皆で笑いながら声をかけ合えてプレー出来ました。もっともっと走れるようになれば良いと思います」

―守備での課題は?
「前半はDFと中盤とFWのラインが間延びしてしまっていたので、後半はそこを意識しました。ボランチと最終ラインの距離だけはあけないように話し合いまし た。後半は間延びはしませんでしたが、少し疲れてきてファーストディフェンダーがはっきりしなくなってきたので、最後までしっかり出来るようにしたいです」

―自身の得点の意識は?
「今日は普段のボールよりも軽くてのびてしまって、みんなが難しがっていたので、しょうがないなという感じはします」

―1年生も先発出場をしたが?
「自分の中学の後輩なので、昔からよく知ってはいました。きょうは少し緊張していたみたいで、いつもはもっと自分から仕掛けていっています。山地や三竿も緊張しているなと感じたので、自分も少し緊張しましたが、声をかけるようにしました」

―筑波大戦へ向けて。
「自分たちは昨年度10位で終わっている、自分たちは弱いという意識から、でも自分たちがやってきたこと、例えば走ることや攻守の切り替えはしっかりやっていこうとしたら、こうした結果になりました。またこの気持ちを忘れずに、ひとつ勝っただけだ、自分たちは弱いという気持ちから入りたいです。難しいゲームになると思いますが、気持ちの部分から入っていこうと思います」

●DF山地翔(3年=浦和ユース)
―完封した守備を振り返って。
「後半に相手が前に前に押し込んで来たなかで、セカンドボールだったりファーストをしっかりいけてたことと、セカンドボールになっても誰がしっかりいくのか がはっきりしてたんで、そのへんは良かったかなと思います。あとFWも前からしっかり追ってくれたし、全体的に粘り強く守れたと思います」

―開幕戦について。
「自分自身初めての関東(大学リーグ戦)だったのでものすごく緊張しましたけど、全体的にミスを恐れずいい雰囲気で開幕戦に臨めたと思います」

―優勝候補の中央大だったが?
「でかくて強い選手が多いなという風に感じました。中でも、9番の林君は実は中学校で一緒のチームでよく知ってる仲だったんですけど、そういう上手くて強くてでっかい相手に対しても、しっかり1対1で粘り強くできたので良かったと思っています」

―今年のチームについて。
「サッカーのスタイルは基本的に去年やってきたことの積み重ねというか、攻守において早く切り替えて先手を取るというのをこのオフ期間ずっとやってきました。きょうも得点のシーンは奪ってからみんな前に前に出てっていった結果だと思うので。そういう面では、去年からやってきたことができたと思うんですけど、つなぎの部分だったりというのは、去年の良かった時期に比べるとまだまだだと思う。これから切り替えだけじゃなくて、普通のつなぐ時とかも相手に関係なくしっかりできればなと思います。雰囲気に関しては、いい雰囲気で練習の時は、厳しくみんな厳しい声が飛んでるし、試合になったら恐れずに励ましあい ながらできていると思うので、このまま続けていきたいです」

―今シーズンの意気込みを。
「チームとしては去年10位という結果だったんですけど、日本一を目指しているんで常に一戦一戦勝ち点を積み上げられるようにやっていきたいと思います。個人としては1試合でも多くピッチに立てるようにしっかりやっていきたいと思います」

●MF近藤貴司(1年=三菱養和SCユース)
「最初、前半とか立ち上がりに緊張しちゃって、萎縮してしまった部分はあったんですけど。前半の終わりぐらいから試合に入ることができて、SBが結構上がってくるので、その裏を取って、先に先手をとればチャンスは来ると思って。裏をつくってことを意識してプレーしました」

―目標としてはどのようなものがあったのか?
「点を取りたいっていうことはあったんですけど、まずは守備から入って失点しないっていうことを意識しながらやりました。でもシュートが打てなかったので、そこはちょっと後悔しています」

―個人的に良かったことは?
「良い守備から良い攻撃というのがワセダの強みなんで、そういう意味で先にいい守備から先手を取って、何度か裏に抜けるシーンがあったんでそういうシーンをもっと増やしていければ、どういう相手でも勝てるのかなと思います」

―見えた課題は?
「中央大は大きい選手がいたので、セカンドボールを拾われる場面が結構あった。そのセカンドボールへの意識っていうものをもう少し高められたらより良くなると思います」

―周囲との連携は?
「2週間前くらいからスタメンで出るようになったんですけど、先輩とかが『好きなようにプレーしていい』と言ってくれてたので。そんなに不安というものは無かったんですけど、もう少し自分の良さというものを出していけたら良かったと思います」

―筑波大戦への意気込みは?
「開幕3連勝したいなという気持ちがあるので、とりあえず勝ちに行くのはそうなんですけど、点を決めて勝利に貢献できたらなと思います」

[写真]キャプテンマークを巻き、チームをけん引した柿沼

(取材・文 早稲田スポーツ)

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