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[総理杯予選]阪南大が3年ぶり4度目V!!3決では桃山学院大が関西大を下して全国へ:関西

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 第40回関西学生サッカー選手権大会兼第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント・関西予選の決勝と3位決定戦が4日に長居スタジアムで行われた。決勝では阪南大が3-1で大阪体育大に勝利し、優勝を飾った。3位決定戦ではPK戦の末に桃山学院大が関西大を下し、07年大会以来となる全国出場を決めた。

 勝者のみが本大会に出場できる3位決定戦では桃山学院大と昨季インカレ王者の関西大が激突。後半1分、左サイドをドリブル突破したDF都並優太(2年=東京Vユース)の浮き球パスはDFにクリアされるも、こぼれにFW奥田勇太(2年=千葉U-18)がつめて、関西大が先制に成功した。しかし同21分、DF面家康生(3年=C大阪U-18)の浮き球にDF中嶋亮(4年=水口高)が頭で合わせて1-1の同点に追いついた。

 試合は延長戦でも決着はつかず、PK戦にもつれ込んだ。1人目のキックは互いのGKが止める。ともに2人が決めて迎えた3人目。先攻・関西大のMF和田篤紀(1年=神戸U-18)が蹴ったボールはGK圍健太朗(2年=大津高)が気迫のストップ。対する桃山学院大はDF谷口功(3年=鹿児島実業高)が冷静に決め、相手にプレッシャーをかける。5人目は互いに決めて、その瞬間に桃山学院大の07年以来となる全国行きが決定した。昨季インカレ王者の関西大は2大会連続で本大会出場を逃してしまった。

 第2試合の決勝戦では、すでに全国行きを決めている阪南大と大阪体育大が対戦。昨季関西王者の阪南大が立ち上がりから圧倒してみせた。前半18分にFW中村雄大(4年=愛知FCユース)のゴールで先制すると、同42分、後半23分にはFW泉澤仁(2年=新潟ユース)が2点を追加。後半27分にはPKで1点を返されたが貫禄の3-1勝利で3年ぶり4度目の優勝を果たした。

 阪南大、大阪体育大、桃山学院大は7月3日から大阪で行われる第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに関西代表として出場する。

結果は以下の通り

▽決勝
阪南大3-1(2-0)大阪体育大
[阪]中村雄大(18分)、泉澤仁2(42分、68分)
[大]松澤憲伸(72分=PK)

▽3位決定戦
関西大1-1(PK3-4)桃山学院大
[関]奥田勇太(46分)
[桃]中嶋亮(66分)

(文 片岡涼)

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