beacon

工藤のハットトリックで柏が4-1で大勝!! C大阪は降格圏に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.28 J1第19節 柏 4-1 C大阪 柏]

 笑顔が弾けた。プロ入り後、初となるハットトリックを決めた柏レイソルのFW工藤壮人は「素直に嬉しいです」と、はにかんだ。工藤の3ゴールの活躍もあり、セレッソ大阪に4-1と勝利した柏は、勝ち点を33に伸ばし磐田を抜いて3位に浮上。昨シーズンの王者が、いよいよ連覇の見える位置まで浮上した。一方のC大阪はリーグ戦で6試合未勝利、順位も新潟と入れ替わり、降格圏の16位まで落ちた。

 立ち上がり、最初にチャンスを迎えたのは柏だった。スローインから工藤の前にボールがこぼれたが、工藤はシュートをミートできずにGKキム・ジンヒョンにキャッチされた。対するC大阪も前半16分、DF丸橋祐介のチャンスメークから、MF柿谷曜一朗がチャンスを得るが、シュートをゴールマウスに飛ばすことはできない。

 迎えた前半28分、工藤が最初のゴールを決める。MFレアンドロ・ドミンゲスのパスを受けると、左足で強烈なシュートを放つ。GKに反応を許さないシュートを突き刺したが、工藤自身は「澤さんが良い動きをしてくれましたし、レアンドロが素晴らしいパスをくれたので、とりあえず決まって良かったです」と振り返る。

 その後、39分にC大阪のFW播戸竜二に1点を返されたが、その2分後に再び工藤がC大阪ゴールをこじ開ける。「チームが追いつかれて、ちょっと嫌な雰囲気になりましたが、この得点で切り替えることできて良かったです」と振り返るゴールは、再びレアンドロ・ドミンゲスが起点になった。パスを受けた工藤は、DF茂庭照幸のマークを巧みに外し、ゴール右にシュートを決めた。

 後半に入っても、工藤は止まらない。後半6分、右SB那須大亮が縦パスを出すと、懸命に追いかけたレアンドロ・ドミンゲスがゴール前に折り返す。FW澤昌克がニアでつぶれると、抜けてきたボールをゴール前で茂庭がトラップ。そこに詰めた工藤がボールを奪い、GKの股間を抜くゴールを決めて、ハットトリックを達成した。「那須さん、レアンドロがつないでくれて、澤さんがつぶれてくれて、僕が最後に決めただけ。おいしい所をいただきました」と工藤は、やはりチームメイトに感謝した。柏は後半23分にも澤がゴールを決めて、4-1と勝利を決定づけた。

 今シーズン、目標に掲げていた二桁得点を達成した工藤は、「二桁を目標にしてきましたが、これで終わったと言われないように、これからも1点ずつ積み重ねていきたいと思います」と、さらなるゴールラッシュを誓った。

TOP