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[高校MOM190]青森山田DF横濱充俊(2年)_今年は攻撃でも力を

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.29 東北高校新人大会1回戦 青森山田 1-1(PK4-3)東北 Jヴィレッジ]

 昨年の攻撃の軸は左サイドだった。左サイドバックにはU-17日本代表の中島龍基(3年)がいて、右サイドの横濱充俊(2年)はどちらかというと引き気味にポジションを置いて、バランスを取る役割だった。しかし、新チームになり、DFラインで昨年の経験者は横濱だけになったことで、彼の意識に変化が生まれた。「今年は高い位置でプレーすることを心がけたい」。運動量を増やし、前にいる橘一輝を援護射撃し、積極的に攻撃に絡んでいく。

 柴崎と同じ野辺地SSS出身の横濱はもともとFWで、柴崎のパスをゴールに結びつける役割を担っていた。サイドバックに転向したのは高1のとき。以来、守備の楽しさにはまり、昨年は不動の右SBとして活躍した。そして今年、かつての攻撃力をもう一度発揮する機会がやってきた。

 この試合でも積極的に高い位置に張り出して、チャンスメークに注力した。時には攻守の切り替えを指摘されることもあったが、彼なりの意識の変化がプレーに現れていた。この試合では持ち味を発揮したとは言い切れなかったが、彼の気持ちは十分に伝わっただけに、今後の彼の成長が今から楽しみでならない。

(取材・文 安藤隆人)

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