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初先発・関口にザックも及第点、「関口の出来はよかった」

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[6.1 キリン杯 日本0-0ペルー 東北電ス]

 先発デビューで持ち味を発揮した。FW関口訓充(仙台)は3-4-3の右FWで国際Aマッチ初先発。前半9分、高い位置でボールをカットしたMF長谷部誠からパスを受けると、右サイドをドリブルで駆け上がり、中央に折り返し、チャンスを演出する。同17分にはMF遠藤保仁の縦パスに反応。PA内まで進入し、ダイレクトでシュートを狙ったが、わずかに届かなかった。

「自分のリズムでやろうと思っていた。こないだのアルゼンチン戦と比べれば、ある程度できた部分もあった。ズレの部分はもっとコミュニケーションを取れば修正できる」

 A代表デビューとなった昨年10月8日のアルゼンチン戦(1-0)は後半26分からの途中出場。積極的な守備で逃げ切り勝利に貢献したが、持ち味の攻撃面はアピール不足に終わった。約8ヵ月ぶりの代表復帰で手にした初先発のチャンスで“進化”したところを見せ、ザッケローニ監督も「関口の出来はよかったと思うし、チームに貢献したと思う」と及第点を付けた。

「ミスは出たけど、ある程度自分のリズムでできた。もっとコミュニケーションを取れば、自分の良さを出せると思う。反省するところは反省して、次につなげたい」。初先発を果たし、次なる目標は代表定着。そのためにも7日のチェコ戦(日産ス)で再びチャンスが来れば、今度は結果にこだわってプレーする。

[写真]先発出場の西

(取材・文 西山紘平)

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