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GK陣はフレッシュな顔ぶれ、初選出の清水・山本海「驚いている」

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 故障者の相次いでいるGK陣では常連のGK川島永嗣(26=川崎F)のほか、GK山本海人(24=清水)、GK西川周作(23=大分)が選ばれた。山本はA代表初選出。西川は08年9月6日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦以来、約1年ぶりの復帰となった。

 初招集の山本はもちろん、西川にもまだ国際Aマッチの出場機会はない。3人合わせても国際Aマッチ出場4試合というフレッシュな顔ぶれ。岡田武史監督は「実績のあるGKが3人ケガをして、どうせなら将来性のある選手を試してみたいと思った。山本海人はJリーグでも失点が少なく、パフォーマンスも安定しているので、代表に1回呼んでみようと思った」と説明した。

 守護神のGK楢崎正剛(名古屋)は左手第二中手骨骨折で離脱中のため、9月のオランダ遠征に続いて招集を見送られた。GK都築龍太(浦和)も右ひざを痛めており、GK川口能活(磐田)も右すね骨折で長期離脱となったことから、北京五輪代表の2人にチャンスがめぐってきた。

 8日の香港戦(アウスタ)、10日のスコットランド戦(日産ス)、14日のトーゴ戦(宮城ス)に向け、岡田監督は「だれをどう使うかは、集まってキャンプをしてから、コンディションを考えて決めるが、平等に一人1試合ずつ使うと決めているわけではない」と指摘。とはいえ、8日の香港戦は前日7日に鹿島と川崎Fの再開試合があるため、川島を起用するかは微妙。山本か西川、どちらかがA代表デビューを果たす可能性が高い。

 山本はクラブを通して「選ばれて驚いている。今のチームの順位そのままに、自分のコンディションもいいので、代表でも練習からアピールして、試合に出られるように自信を持ってプレーしたい。まずは、代表招集前の広島戦でしっかりと結果を出したい」とのコメントを発表。

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(取材・文 西山紘平)
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