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ファン待望の岩下が初招集、不動のCBコンビに風穴開ける

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 懸案のセンターバックでは、DF岩下敬輔(清水)がA代表に初招集された。DF中澤佑二(横浜FM)、DF田中マルクス闘莉王(浦和)という岡田ジャパンでは不動のセンターバックも、9月のオランダ遠征では2試合で6失点。ガーナ戦(3-4)ではロングボールからの個の力で圧倒されるなどアジアでは無敵を誇ったコンビも絶対的な存在ではないことを思い知らされた。

 中澤、闘莉王のバックアップとしてはもちろん、将来的にこの2人を抜く可能性を秘めた人材の発掘が急務になる中、岡田武史監督が白羽の矢を立てたのが岩下だった。

 岡田監督は「岩下は前から能力があるのは分かっていたが、ちょっと安定感がないかなと思っていた。ただ、ここのところはずっと安定していて、長いボールのフィード力も高い。ヘディングも強いし、ボール際でつぶす力もある。CKからの得点力も高い」と絶賛。「闘莉王に似たところもあるので、ケガの場合のことも考えて1度試してみたいと思った」と語った。

 岩下は「代表はサッカー選手として目指すべきところだと思うので、選ばれて素直に嬉しい。今回、大事なチャンスをいただいて、自分の持っているものを出せればいいし、良い刺激になればと思う。ピッチに立って初めて自分を表現できるので試合に出られるようにアピールしたい」と意気込みを口にしている。

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(取材・文 西山紘平)
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