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[U-17W杯]“京都の至宝”が世界から2発

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[10.27 U-17W杯GL第2戦 日本 3-4 スイス]

 “京都の至宝”ことFW宮吉拓実がスイスゴールに2発を叩き込んだ。

 グループリーグ第2戦となるスイス戦でU-17W杯初先発を果たした宮吉が、その得点嗅覚の高さを世界に見せ付けた。まずは前半8分だ。MF堀米勇輝(甲府ユース)がDFの背後に送ったパスに反応すると、飛び出してくるGKをものともせずに右足ダイレクトで合わせて先制ゴール。その後も神出鬼没の動きで相手最終ラインを混乱に陥れた宮吉は19分、相手PA付近でインターセプトしたMF柴崎岳(青森山田高)の右クロスを頭で押し込み、日本に再び歓喜をもたらした。

 昨年9月21日のG大阪戦で京都史上最年少の16歳1ヵ月14日でJデビューしている宮吉は、京都期待のアタッカー。U-17W杯開幕直前の今月10日に行われた天皇杯・ヴェルフェたかはら那須戦では、プロ初ゴールを決めて弾みをつけていた。今大会初戦は先発を外れたが、京都を通して「精一杯頑張りたい」と意気込んで大会に臨んでいたFWは、この日の先発起用に2発でしっかりと応えた。

 それでも試合は無念の逆転負け。自身も3点目を奪うチャンスがあっただけに、悔しい敗戦となった。ただし、まだ終わりではない。2連敗でグループリーグ突破が厳しくなった日本だが、1勝してグループ3位に入れば(同組のブラジル対メキシコの結果次第ではグループ2位も)、3位の成績上位として決勝トーナメントへ進出する可能性も出てきそう。それだけに、背番号8のゴールハンターはメキシコとのグループ最終戦で再び爆発を狙う。

(文 吉田太郎)

<写真>この日初先発で2ゴールを決めた宮吉


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