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遠藤&長谷部のWボランチがパラグアイ戦を欠場へ

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 4日のパラグアイ戦(日産ス)は南アフリカW杯のリベンジマッチとしても注目されているが、チームの核になるダブルボランチ、MF遠藤保仁(G大阪)とMF長谷部誠(ボルフスブルク)が怪我のため欠場することが濃厚となった。

 長谷部は右ふくらはぎ、遠藤は左ふくらはぎを痛めており、合宿初日のこの日は別メニューで調整した。長谷部はダッシュなどフィジカル的なメニューを行ったが、遠藤にいたっては軽いランニングだけだった。

 遠藤は「4日はないと思う。次の試合は入れれば入りたい。痛みとの判断になると思う。試合をやれなくても、代表のみんなで一緒に練習したり、食事するだけでも楽しいので」とパラグアイ戦の欠場を明言し、7日のグアテマラ戦(長居)も微妙な状況であることを明かした。

 長谷部は所属クラブで試合に出ていないが、パラグアイ戦には間に合うとの判断で帰国した。しかし、「検査して思ったよりもよくなかった。できると思って帰ってきたけど、自分の判断が甘かったことになる。日によっていいときと悪いときがある。ロングキック、シュートになると怖い。ここでリスクを冒すのか、冒さないのか」と険しい表情を浮かべた。

 長谷部の状況は、予想外だったようで、原監督代行も「きょう動いてみてどうか。本人とクラブと話し合う」と話すにとどめた。遠藤に関しては本人が帯同を希望し、G大阪とも話がついており、仮に2試合とも出られなくてもこのまま合宿に参加する。だが、長谷部は最悪の場合、クラブ側の意向や移動の負担を考慮して、パラグアイ戦を待たずにドイツに戻る可能性もありそうだ。

 いずれにせよ、ダブルボランチはチームの心臓部になるため、不動だった長谷部と遠藤が不在となると痛い。パラグアイ戦は南アW杯メンバーで実績のあるMF中村憲剛やMF今野泰幸、もしくは好調のMF橋本英郎がカバーすることになるだろう。

<写真>右ふくらはぎ痛のためMF長谷部誠は別メニュー調整となった

(取材・文 近藤安弘)

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