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9/2A代表練習後のザッケローニ監督、原監督代行のコメント

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 新生・日本代表が始動した。4日のパラグアイ戦(日産ス)、7日のグアテマラ戦(長居)に向けた日本代表合宿が2日、神奈川県内でスタート。練習前には宿舎でミーティングが行われ、アルベルト・ザッケローニ新監督が初めて選手と対面した。
以下、練習後のザッケローニ監督、原博実監督代行のコメント

アルベルト・ザッケローニ監督
―初めて選手に会った印象は?
「初めてだったので挨拶をした。やる気に満ち溢れていて、非常にいいミーティングだった」

―ミーティングで選手に伝えたことは?
「まずW杯では素晴らしい戦いだったと話した。ただ、W杯で歴史の1ページは終わった。これからまた4年後に向けて、新たなページをつくっていかないといけない。一緒にいいストーリーを書いていこうと。サムライのユニフォームを着ることにプライドを持ってほしいと伝えた。これからゆっくり時間があるし、楽しみにしている」

―練習で原監督代行にリクエストしたことは? また感想は?
「今回は原さんが責任を持ってやっている。自分は外から見て、勉強している最中。その気持ちで練習を見ていた」

―パラグアイ戦に期待することは?
「原さんに聞かないといけない。パラグアイ戦は原さんが責任を持ってやるが、間違いなくいい印象が出てくることを期待している」

原博実監督代行
―練習メニューはだれが決めたのか?
「こうやってこうやるとかは僕が考えた。今回に関してはメンバーを選んだのも我々だから、彼も個人名を出してどうこうとかまったく言っていない。『今はすべての選手を客観的に見たい』と話している」

―戦術練習のシステムや人選も原さんが決めた?
「今日は選手にも言ったが、昨日ナビスコ杯をやっている選手はあまり激しくできないので、相手側(仮想パラグアイ)をやってもらった。(主力組は)ナビスコ杯に出ていない組で、あのメンバーがそのままパラグアイ戦に出るわけではない。ナビスコ杯に出ていた選手には相手側になってもらうことで狙いを伝えて、明日やるときにスムーズに分かるようにした」

―システムは4-2-3-1で戦うのか?
「とりあえずこれでいこうと思っている。今からいろいろやっても時間がない。パラグアイの戦い方も想定して、それに合わせて、選手の意思を統一してやっていく。明日のコンディション、特に海外組のコンディションを見て、ナビスコ杯に出ている選手も含めて、コーチ陣と相談して決めたい」

―本田をトップ下に置いたのは?
「彼が一番やりやすいだろうということでそうした。香川もあそこはできるけど、とりあえずあれでいこうかなと思っている。前には森本なり岡崎がいる。前にボールが入ればいいけど、間に入る遠藤、長谷部が故障しているので、そこはどうしようかなと思っている。ナビスコ杯をやった選手も含めて考えたい。細貝も初めてなので」

―ザッケローニ監督は何も指示してないのか?
「今回に関しては少し離れたところから見ると。練習でも6対6とかをやったけど、あの選手はだれかとか、上で聞いていると思う。次は彼と彼のコーチ、関塚で決める。練習や試合が終わって話すことはあるだろうけど、ああいう人なので『だれを使えとかは言わない』と向こうから言ってきた」

―ミーティングでは監督からどんな話があったのか?
「全員と握手して、自分の経歴や日本が進歩しているということを話していた。オファーが来てチャレンジしたいと思って来たと。一緒にやっていきたいけど、今回は分からないから、僕に任せて、自分は外から見ていると選手にも説明していた。今できるのはいい引き継ぎをすること。関塚も代表は初めてだから。闘莉王が急にダメになったとか、代表はそういうものだぞと。うまくつなげて、裏方に戻りたい」

―キャプテンはだれになるのか?
「メンバーを最終的に決めていないので、キャプテンも決めていない」

―長谷部の状態は?
「だいぶよくなっているみたいだけど、今日動いてみてどうか。本人、クラブとも話していきたい」

<写真>練習後、大勢の報道陣に囲まれ、取材に応じるザッケローニ監督

(取材・文 西山紘平)

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