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救世主になるか、柏のネルシーニョ新監督が「違うレイソルを見せる」と決意表明

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[7.19 J1第18節 柏0-2G大阪 柏]

 柏レイソルの新監督に正式に就任したネルシーニョ氏がG大阪戦をスタンドから観戦し、試合後、報道陣の取材に応じた。試合については「ここで問題点を挙げるのは好きじゃない。きょう見たことを整理して、月曜(20日)からの練習の中で選手に伝え、チームをつくっていきたい」と多くを語らなかったが、「選手の良さを生かしながら選手の役目を決めていきたい。技術面、戦術面が一番大事。選手の特徴を生かしてチームを構成していきたいと思う」とチームづくりの青写真を描いた。

 当初、試合翌日の20日はオフだったが、ネルシーニョ新監督の意向で練習が組み込まれた。「試合に出たメンバーはリカバリー。選手とコミュニケーションを取って、話してという時間。本格的な練習は火曜(21日)から」とオフ返上の理由を説明。かつて指揮を執ったV川崎(現東京V)、名古屋時代は2部練習も行ってきたが、「必要であればそうなる」とハードメニューでチームを鍛え直すつもりだ。

 チームは依然、17位と降格圏に沈んでいる。残留圏となる15位・神戸までは勝ち点4差。残留のためにはとにかく勝ち点を積み重ねていくしかない。「厳しい状況で(監督就任を)引き受けた。大きな挑戦だが、次の試合から、違う姿勢のレイソルを見せられるようにしっかりやっていきたい。しっかり働くだけ。難しい挑戦だが、グラウンドでしっかり結果が出るようにやっていく」と強い決意をにじませていた。

<写真>柏新監督のネルシーニョ氏
(取材・文 西山紘平)

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