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横浜FMvs札幌 試合後の監督コメント

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[8.24 J1第22節 横浜FM1-0札幌 ニッパ球]

 24日、横浜F・マリノスはコンサドーレ札幌に1-0と勝利。横浜FMは勝ち点を26に伸ばし、降格圏内脱出に一歩近づいた。一方、札幌は勝ち点をあげられずに最下位のまま。大雨の中行われた第22節は、互いの明暗を分ける形となった。
 以下、試合後の監督コメント

<横浜F・マリノス>
木村浩吉監督
―試合の感想は?
「もっとピッチ状況が良ければ、もっと攻撃が出来たと思う。札幌が前半からあんなに攻撃してくるとは思わず驚いたが、前半15分くらいを過ぎてからは何とか試合を支配できた。しかし、滑りやすいピッチでフィニッシュはいまいち、CKもいまいちだった。ハーフタイムには、前から球を奪っていけと指示を出した。前から球を奪い札幌の攻撃を凌げば1点取れば勝てると思った。同時に2点目も常に狙いに行けと話していた。もちろん無失点で抑えたいが今のチームとしてはそれが難しいので、たとえ2点取られても3点取れるサッカーを目指してきた。少しは近づいていると思う」

―河合竜二と松田直樹のダブルボランチの感触は?
「河合と誰か、松田と誰かをボランチとして組ませようと考えていたが今日の感じで結果的には良かった。彼ら2人を置けば守備的な意識を持ちつつも攻められる試合が出来ると考えた。前半立ち上がりは2人が横並びで、非常に機能しなかった。途中からどちらかが前に出て積極的に攻撃参加しろと指示を出して、前半20分くらいからよくなったと思う」

―ルーキー齋藤学の印象は?
「まだ高校生だし夏休みしか出せないので今日は後半で試してみた。私はサブメンバーに入れたら必ず3人は使うよ、といつも言っている。彼は後半のシュートもそうだが自分で状況を打開できる。それに今後チームもあのような育て方をしていかないといけないと思う。彼は物怖じしないプレーを見せてくれたので、チャンスがあればまた使いたい」

<札幌コンサドーレ>
三浦俊也監督
―試合の感想は?
「まず、雨の中でも熱心に応援してくれたファンの皆様に感謝したい。彼らの期待に応えるためにトライしたが結果が出せずに申し訳ない。立ち上がりは悪くなかったと思う。しかし15分過ぎくらいから自分たちのミスで相手に流れを持っていかれてしまった。後半セットプレーからの失点。色々攻撃を考えてはいたけれども点を失ってしまった」

―"4-3-1-2"の布陣を敷いた理由は?
「相手は3バックなので、こちらもマッチアップして前から球を奪っていこうと考えた。後半、クライトンを右サイドに入れた。攻撃に関してはやはり調子の良かったクライトンを重要なポジションに置くに越したことはないと考えた」

(取材・文 山口雄人)

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