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[ケイスポ]1部昇格チームにまさかの完敗。慶應義塾大は青山学院大に敗れる

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[5.14 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第3節 慶應義塾大0-3青山学院大 夢の島]

 5月14日、夢の島競技場などで行われた第85回関東大学リーグ第3節で、慶應義塾大は青山学院大と対戦し、0-3で敗れた。
 
 好調の慶大は序盤、青学大ゴールを攻め立てる。前節から出場のメンバーに加え、怪我から復帰の右サイドバック、DF田中奏一(4年=F東京U-18)が果敢なオーバーラップで好機を演出。右サイド、PA内に侵入すると、相手二人をかわしゴール前に絶好のクロス、ゴールには結びつかなかったが得点の匂いを感じさせた。

 しかし前半34分、いつ点が入るのか、そんな雰囲気が漂い始めたゲームが一変する。青学大のロングボール主体のシンプルな攻撃から、右サイドでクロスを挙げられると、これをFW忰山翔(4年=鹿島ユース)に押し込まれ逆に先制されてしまう。

 後半も慶大は持ち味の繋ぐサッカーを見せるが、青学大の守備ブロックを前に、崩しきるまでには至らない。すると後半29分、ゴール前の密集から青学大のMF関隼平(4年=國學院久我山高)に豪快なシュートを決められ、点差が広がる。同31分には前節途中出場からゴールのFW森田達見(3年=川崎F U-18)、長身のFW大塚尚毅(4年=滝川二高)を投入するも、同33分にも失点。結局ボールを支配しながら、少ないチャンスをものにした青学大に0-3と完敗を喫してしまった。

 引いた相手に終始ボールを支配するも効果的なパスで相手を崩すには至らなかった。単純なパスミスも絡み、まさかの大敗。須田芳正監督が「公式戦で対戦するのは初めて」と語る、守備的な戦いを挑んできたチームとの対戦。明治大、流通経済大との対戦で手応えを得た慶大に、新たな課題を示した試合となった。

[写真]突破を仕掛ける田中(左)

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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