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[ケイスポ]慶應義塾大vs青山学院大 試合後の慶應義塾大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[5.14 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第3節 慶應義塾大0-3青山学院大 夢の島]

 第85回関東大学リーグ戦・前期1部リーグの第3節が14日に各地で行われた。慶應義塾大は青山学院大に0-3で敗れた。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
「完敗だったなと。相手が一枚上でしたし、もちろんうちの選手も頑張っていたんですけど、その頑張りの質というか、頑張りどころが……。やっぱり、先取点とられたというのが大きいな。あっちは先取点取って自信になったんじゃないかな。まあ完敗ですね」

―青学大が引いて守って、スペースがなかったが?
「守備ブロックをしかれたときの崩しというのは課題だったので、もっとボールをワイドに走らせて、サイドからというのを徹底したかったんですけど、なかなかできなかった。そういうのも今日の敗戦を勉強にして、またトレーニングしていきたい」

―後半から3バックに切り替えたが?
「もっと青学大が引いてくると思っていたが、攻撃して来たので、そういった意味でも自分の反省点も多い。学生も僕も今日の敗戦を教訓にして、いい経験にしていきたい」

―今日の藤田選手と田中選手の配置は?
「上下の関係で、藤田が下がればタイミング良く田中がオーバーラップ、という形ですね」

―今日はボールがうまくつながらなかったが?
「これもはまったというか、相手がいいポジショニングを取っていたんで、逆にミスを誘われた。出すところがなく迷っていた。相手のプレッシャーで自分たちのペースでボールが回せるような展開ではなかった。今日のようなチームは公式戦でやるのは初めてだったので、こういうチームはほかにも何チームかあるので、そこはやはりトレーニングしていかなければいけない」

●FW河井陽介(4年=藤枝東高)
「相手の狙いにはまった感じです。引いてカウンター狙いだった相手に前半で1点取られてしまったんで、それにはまったかなという感じです」

―今のチームの状態は?
「決して良くないとは思うんですけど、勝ち点は取れているんで、連敗だけは避けたいと思います」

―なかなか攻撃の形が作れなかった?
「相手の前で回すシーンが多いので、それだとなかなか崩せないかなと思います。もっと相手の中に入ってサポートもして、という風にやっていかないと崩せないかなと。でもオフェンスのチームでもないんで、自分達がボールを持つというよりは相手に持たせた方がいい形が出来ると思います。一応主導権を握るということを念頭にやっているんですけど、逆に相手にボールを持たせた方が自分達が主導権を握れるんじゃないかと思ってます。しっかり守ってという方が流れがいいと思います」

―今日のような相手にはやりにくさがある?
「そうですね。自分達がボールを持たされる展開になると、あんまり上手くはないので正直厳しいです」

―チャレンジするパスが少なかった?
「ちょっと怖がっているし、安全策でやっている感じがありますね」

―次節・専修大戦に向けて。
「今日の様な試合を繰り返してはいけないので、相手をしっかりと分析して、修正していきたいと思います」

●DF田中奏一(4年=F東京U-18)
「今日は自分が良い流れを崩してしまったので悔しいです」

―立ち上がりは良い調子で攻めることができていたが?
「相手も前から最初来ていたので、自分も積極的に行こうと思って。でも前半の途中から相手が完全に引き出してからうまく良い形で行けなかったので……」

―引かれたときの対応が上手くいかなかった?
「そうですね、そのときの崩し方をもっと工夫してやればよかった」

―自分としては納得のいくプレーができなかった?
「クロスを上げるチャンスだったり、何回か左足で上げたんですけどそういうのをもっと増やしていかなきゃいけないなと」

―久しぶりの出場で、どのようなプレーを指示された、もしくは自分でしようと考えていたか?
「監督とはシーズン前にいろいろ話したので、それをちゃんと(やること)。守備に関して、自分のポジションに戻ってやっていくところとか。攻撃に関しては、本当に自分の思うようにやって良いと言われてるので」

―前回までの課題に『慶應らしいサッカーをする』というのがあったが?
「最初の2試合は「(慶應)らしくない」と言っても、主導権を取った試合が外から見てる限りではできていたと思います、というのも、流通経経大戦のときも失点してもしっかりポジションを取って、落ち着いていて。今日も、最初のほうは割と(良かったが)、失点してしてからとか気持ち的に少し焦ったりっていうのはあったので、そういう面はなくしていかなければいけないのかなと思う」

―次戦に向けての意気込み。
「連敗をしないチームは上に向かっていける強いチームだと思うので、とにかく連敗しないように、次は勝ち点3をちゃんと狙えるように、1週間あるのでしっかり練習していきたいと思います」

●MF日高慶太(4年=桐蔭学園高)
「もったいなかったなという印象です。前半自分達のペースでボールを回していたんですけど決めきれなくて、逆にワンチャンスで決められて、最終的には相手のペースになって3点取られてしまったということで、どっちに転んでもおかしくなかった試合を落としてしまったという感じです」

―チームの現状は?
「力はあると思います。明治大に勝って流通経済大に引き分けということで、スタートダッシュも出来たと思うんですけど、ここからの試合に勝つことが重要だということを何人の人が分かって戦えていたかというのが、今のチームに足りなかったと思うことで、出ている選手はもちろん、出てない選手もそういう危機感を持って戦うことが重要かなと思います」

―最後まで崩せなかったが、攻撃の形をイメージできていたか?
「去年までボランチをやっていた立場として感じるのは、引いた相手に対してどう崩すのかという様な、そういうタクトを振るう様な選手が必要だと思います。そういう選手達がもっと主導権を持って、攻撃を組み立てるという意識が必要なんじゃないかなと思ってます」

―なかなか後方からいいパスが入らなかったが?
「ただ回しているだけで、いいタイミングで縦パスや勝負のパスが入らなかったり、むしろそれを出すことすらしていなかったので……。一瞬の隙だったりパスのスピードで相手は崩れるので、今ボランチをやっている選手が若い選手なので、自分や河井とかがもう少し要求して、チームとして攻撃面を高めていければなと思っています」

―どのようなことを意識してプレーしているか?
「本当は中でもう少しボールに絡みながらパスを散らしたり勝負のパスを入れたいという気持ちはあるんですけど、やっぱりボランチの選手がやりやすいようにやってあげたいというのがあるので、今の段階では外に開きながらボランチからボールを受けて、SBとの関係だったりというのを意識しているんですけど、今日みたいな試合は自分が中に入って中心となってボールを回すことが必要かなと思っています」

―次節・専修大戦に向けて。
「連敗は優勝するためにはやってはいけないと思うので、みんなで意識を高く持って勝てるように頑張りたいと思います」

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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