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[MOM275]宇和島東FW有間潤(3年)_“牛鬼FW”星稜喰う

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.1 全国高校総体1回戦 宇和島東 2-1 星稜 具志川多種目球技場Bコート]

 「牛鬼伝説」の郷、愛媛県宇和島市から現れたゴールハンターが宇和島東に全国高校総体初勝利をもたらした。まずは前半18分、FW有間潤はMF坂本亮介主将が送った右クロスを星稜DFが雑なクリアをしたところを見逃さず、こぼれ球に鋭く反応。すると、右足シュートをゴールへと突き刺した。そして1-1で迎えた後半26分には試合を決める決勝ゴール。FW立花嵐のポストから再び星稜ゴールを破った。
 「運動量がなかったけれど、仕事だけはしてくれた」と山本光生監督の評価はギリギリの赤点越えだったが、全国的な名門・星稜から2発をたたき出した意義は大きい。有間は「自分の武器は決定力。チームに貢献できた」と喜んだ。

 宇和島東の横断幕には「蹴史創新」という文字が牛鬼の絵とともに記されている。「自分たちが歴史を新しい創るということ。きょう、インターハイの歴史をつくることができてよかった」と名門のゴールに2発を叩き込んだゴールハンターは「蹴史創新」を果たす勝利に満面の笑みだった。

(取材・文 吉田太郎)

平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」

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