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甲府vs湘南 試合後の選手コメント

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[11.21 J2第49節 甲府2-3湘南 小瀬]

 J2第49節は21日、各地で2試合を行い、小瀬スポーツ公園陸上競技場では勝ち点91で並ぶ4位ヴァンフォーレ甲府と3位湘南ベルマーレによる昇格争い直接対決が行なわれた。2-2の後半ロスタイム、湘南はMF坂本紘司が劇的な決勝点を奪い、3-2で勝利。残り2試合で甲府に勝ち点3差をつけ、最短で次節にもJ1復帰が決まる可能性が出てきた。
以下、試合後の選手コメント

<甲府>
●MF石原克哉
「そんなに悪い入り方ではなかったけど、隙を見せたことでやられた。うちも勝ちたい気持ちは強かったし、向こうも同じだった。最後に隙を見せたところを上手く突いてきたというのが、うちより順位が上にいるチームということだと思う。うちはもう勝つしかない。他力本願になったけど、勝ちだけを目指していきたい。相手の結果は気になるけど、まず自分たちが勝ってから湘南のことも気にしたい」

●DF秋本倫孝
「小瀬の雰囲気も今日は絶対に勝たなきゃいけない感じになっていたし、その期待に応えたかった。先に点は与えたくなかったけど、自分たちが攻めていてボールを取られてカウンターを受けて、その対応が良くなかった。防げた失点だったと思うし、悔しい。3点ともカウンターとセットプレー。人はいるのに守れなかったし、セットプレーを与えるなという指示も出ていたのに最後にやられてしまった」

<湘南>
●MF坂本紘司
「監督からもいつも通り、うちはスタイルを変えないと言われていた。2週間空いたので、練習でしっかりやることができたし、変わったことはなかった。2点差を追いつかれてからもDF陣は体を張って守っていた。守勢に回っていたけど、なんとなく自分のところに転がってくるような気がしていた。向こうはイケイケで、2列目から抜け出したとき、付いてきてなかった。おいしいところを狙っていた」
―いよいよJ1昇格が近づいてきたが?
「今年はシーズンに入るときからそういう意識を持って、終盤に入っても昇格争いをしているイメージを持ってやっていた。残り2試合も変わらずやりたい。自分の仕事はできなかったと思っている。ゴールという結果は出せたけど、90分のプレーはダメだった。攻撃で決定機をつくれなかった」

●MF田村雄三
「あと2つ勝たなきゃどうなるか分からないし、残り2試合で今日の勝利を無駄にしちゃいけない。みんな本当に気持ちが入った試合だったし、難しい展開だったけど、勝って良かった。ダウンしているときには“あと2つ勝たないと意味ないぞ”という声が出ていた。うちは劇的な勝ち方をしたあとに弱い。そういう教訓があるから、みんなから声が出ていたと思う」

●GK野澤洋輔
「何かが起きるとは思ってました。それがうちのゴールだと信じていた。J1に上がりたいという気持ちが一番強い男に最後にこぼれてきた」
―前半1分のシュートを止めた場面は?
「紙一重の部分でゴールになったり、止めたりする。どっちに転ぶか分からない試合だったと思うけど、最初のセーブでみんなを勢い付かせることもできたと思うし、自分の届くところにシュートが来てよかった」

(取材・文 西山紘平)

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