川崎Fvs新潟 試合後の選手コメント
[11.28 J1第33節 川崎F1-0新潟 等々力]
J1第33節は28日、各地で行われ、川崎市・等々力陸上競技場では川崎フロンターレとアルビレックス新潟が対戦。2位の川崎Fは引き分け以下だと優勝を逃す可能性があったが、後半25分にFW鄭大世がゴールを決め、1-0で勝利した。優勝は最終節にもつれる展開となった。
以下は試合後のコメント
〈川崎F〉
●FW鄭大世
「きょうは、大分戦で悔しい思いをして、優勝に向けて負けられない試合だった。メンタル的に難しく、楽な試合ではなかったけど、みんなの力で勝ち星を挙げることができた」
―競技場入りの際、サポーターが多数、出迎えてくれた。
「涙が出そうになった。サポーターのために戦わないと、おれは何のためにサッカーをしているのかと思った」
―優勝争いに残った。
「首はつながった。自分たちを信じてやるしかない。川崎Fに入団してこの4年間、いつも目前で逃してきた。自分の人生をかけて、どんなことが起こっても、どんな状態になっても、自分を信じてやりたい」
●MF中村憲剛
―サポーターの出迎えがすごかった。
「うちは今までも何度かああいう事をやってくれるんですが、入団して、いままでで一番、多かったと思う。おかげでみんなのテンションが上がりました。今日やらないとダメ。今やらないでいつやるんだ、という空気になりました。そういう意味で、ぼくらを後押ししてくれました」
―後半14分にシュートがポストを叩いた。実は同じ時間帯、同じような場所で鹿島FW興梠慎三は決めていました。
「そう・・・(苦笑)。勝ってよかった。負けていたら、(記事に)書かれていたのかな」
―前半は点が取れなかった。
「うしろがしっかり守ってくれた。入らなかったけど、きょうはネガティブな感じはなかった。スタンドの雰囲気がそうさせてくれたのかもしれない。点が取れるような気がしていたんで」
―後半から3トップに変更。指示?
「真ん中のスペースがあいたから、真ん中に入った。自分から? うん。たぶん、監督も後半の途中からは3トップにしていたと思う」
―優勝争いに残った。
「ACL、ナビスコ杯とサポーターに悔しい思いをさせた。最後かって、優勝を贈りたい。とにかく勝たないと何も始まらない。柏もホーム最終戦だから、気持ちを入った戦いをしてくるはず。うちはアウェーだけど、勝って終わりたい。1週間、いい準備をして臨みたい」
●DF森勇介
「自分としては最悪のデキ。守備も攻撃もだめだった。周りに迷惑をかけたと思う。ただ、勝てたことはうれしい。きょう1回、最初からやったので、次は(状態が)上がると思う。レッズがホームで優勝させるとは思えない。自分たちはとにかく勝ちたい」
●DF寺田周平
「苦しい試合でしたが、何とか勝ち点3を取れてよかった。久々の先発を楽しみたいといっていたが? 楽しむ余裕はなかったですね。とにかく勝てて良かった。チャンスをもらえたので結果を残したいと思っていた。0に押さえたいと思ったので、よかったです」
●関塚隆監督
「本当にホーム最終戦、満員ということで多くのサポーターの皆さんが等々力へ駆け付けていただきありがとうございます。我々もいい形で勝利をプレゼントできたなと思っています。前節不甲斐ない試合で首位から陥落したわけですが、我々はもう残り2試合絶対に勝たなくではいけない。特に今日の試合は絶対勝たなくてはいけない試合でした。そういうところで、選手はある意味開き直って、やっぱり自分たちのやってきたものでサッカーを展開することで、チームが一丸となってスタートから入ってくれたのかなと思います」
―鹿島の試合結果は選手に入れていた?
「いえ、終わるまでは全く(知らなかった)。終わってから聞きましたが。我々は今日勝点3を積み上げなくてはいけないところでしたので」
―中村憲剛のポジションが後半は真ん中になったが。
「今チームで言えば4-4-2の形と4-2-3-1の形をやっていますので、そのへんの状況で相手の布陣や運動量と言いますかね。狙いどころを考えながら、こちらも考えています。あとは憲剛にもそのへんで流動的にやるようにというふうな形は持たせています」
〈新潟〉
●鈴木淳監督
「ゲームは非常に川崎さんに支配されて苦しい展開でした。攻撃も思うようにポゼッションできずに終わってしまったという感じがします。ただ選手は本当に最後まで頑張ってくれましたし、我々がやろうとしているようなことをしっかりとやれた。攻撃のところでは、(けがで欠場した)マルシオの不在が大きくて、前線にボールを供給や中盤のタメができなかったので、そのへんをグループでやろうとはしていました。前後半に何度かあったとは思いますが、横に揺さぶっていく攻撃は何度かできたと思います」
●GK北野貴之
「決めなければいけないところを決められるかどうか。それとうちは攻めているときに、取られ方が悪い。川崎Fは攻めていて取られても、そのあとの守備がしっかりしている。失点のシーンも結局はカウンターでやられた。そういうことができるかどうかが、うちがもう少し上にいけるかどうかです」
●FW大島秀夫
「交代? (試合前の週から)腰を痛めました。いけるかなと思ったけど、100%で走れなかった。チームに迷惑をかけるといけないので、後退させてもらった。残念ですが仕方ないですね」
●FW矢野貴章
「2トップがいきなり変更? 今週は大島さんがいない中で練習していたので、エヴェルトンが入っても問題なくやれた。裏を狙っていたけど、相手のDFがライン操作がうまくて、オフサイドになってしまった。交代で入った選手も含めてチームとして誰が出ても質の高いサッカーができるようにしていきたい」
●DF松尾直人
「チームはACLに出られるかもしれないので、4位を目指していたのでくやしい。一瞬のスキをつかれて失点してしまった。うちの攻撃陣も点を取るチャンスはあったけど、決めきれなかった。来季へ? もっとゴールへ迫る迫力を上げていかないといけない」
(取材・文 近藤安弘)
J1第33節は28日、各地で行われ、川崎市・等々力陸上競技場では川崎フロンターレとアルビレックス新潟が対戦。2位の川崎Fは引き分け以下だと優勝を逃す可能性があったが、後半25分にFW鄭大世がゴールを決め、1-0で勝利した。優勝は最終節にもつれる展開となった。
以下は試合後のコメント
〈川崎F〉
●FW鄭大世
「きょうは、大分戦で悔しい思いをして、優勝に向けて負けられない試合だった。メンタル的に難しく、楽な試合ではなかったけど、みんなの力で勝ち星を挙げることができた」
―競技場入りの際、サポーターが多数、出迎えてくれた。
「涙が出そうになった。サポーターのために戦わないと、おれは何のためにサッカーをしているのかと思った」
―優勝争いに残った。
「首はつながった。自分たちを信じてやるしかない。川崎Fに入団してこの4年間、いつも目前で逃してきた。自分の人生をかけて、どんなことが起こっても、どんな状態になっても、自分を信じてやりたい」
●MF中村憲剛
―サポーターの出迎えがすごかった。
「うちは今までも何度かああいう事をやってくれるんですが、入団して、いままでで一番、多かったと思う。おかげでみんなのテンションが上がりました。今日やらないとダメ。今やらないでいつやるんだ、という空気になりました。そういう意味で、ぼくらを後押ししてくれました」
―後半14分にシュートがポストを叩いた。実は同じ時間帯、同じような場所で鹿島FW興梠慎三は決めていました。
「そう・・・(苦笑)。勝ってよかった。負けていたら、(記事に)書かれていたのかな」
―前半は点が取れなかった。
「うしろがしっかり守ってくれた。入らなかったけど、きょうはネガティブな感じはなかった。スタンドの雰囲気がそうさせてくれたのかもしれない。点が取れるような気がしていたんで」
―後半から3トップに変更。指示?
「真ん中のスペースがあいたから、真ん中に入った。自分から? うん。たぶん、監督も後半の途中からは3トップにしていたと思う」
―優勝争いに残った。
「ACL、ナビスコ杯とサポーターに悔しい思いをさせた。最後かって、優勝を贈りたい。とにかく勝たないと何も始まらない。柏もホーム最終戦だから、気持ちを入った戦いをしてくるはず。うちはアウェーだけど、勝って終わりたい。1週間、いい準備をして臨みたい」
●DF森勇介
「自分としては最悪のデキ。守備も攻撃もだめだった。周りに迷惑をかけたと思う。ただ、勝てたことはうれしい。きょう1回、最初からやったので、次は(状態が)上がると思う。レッズがホームで優勝させるとは思えない。自分たちはとにかく勝ちたい」
●DF寺田周平
「苦しい試合でしたが、何とか勝ち点3を取れてよかった。久々の先発を楽しみたいといっていたが? 楽しむ余裕はなかったですね。とにかく勝てて良かった。チャンスをもらえたので結果を残したいと思っていた。0に押さえたいと思ったので、よかったです」
●関塚隆監督
「本当にホーム最終戦、満員ということで多くのサポーターの皆さんが等々力へ駆け付けていただきありがとうございます。我々もいい形で勝利をプレゼントできたなと思っています。前節不甲斐ない試合で首位から陥落したわけですが、我々はもう残り2試合絶対に勝たなくではいけない。特に今日の試合は絶対勝たなくてはいけない試合でした。そういうところで、選手はある意味開き直って、やっぱり自分たちのやってきたものでサッカーを展開することで、チームが一丸となってスタートから入ってくれたのかなと思います」
―鹿島の試合結果は選手に入れていた?
「いえ、終わるまでは全く(知らなかった)。終わってから聞きましたが。我々は今日勝点3を積み上げなくてはいけないところでしたので」
―中村憲剛のポジションが後半は真ん中になったが。
「今チームで言えば4-4-2の形と4-2-3-1の形をやっていますので、そのへんの状況で相手の布陣や運動量と言いますかね。狙いどころを考えながら、こちらも考えています。あとは憲剛にもそのへんで流動的にやるようにというふうな形は持たせています」
〈新潟〉
●鈴木淳監督
「ゲームは非常に川崎さんに支配されて苦しい展開でした。攻撃も思うようにポゼッションできずに終わってしまったという感じがします。ただ選手は本当に最後まで頑張ってくれましたし、我々がやろうとしているようなことをしっかりとやれた。攻撃のところでは、(けがで欠場した)マルシオの不在が大きくて、前線にボールを供給や中盤のタメができなかったので、そのへんをグループでやろうとはしていました。前後半に何度かあったとは思いますが、横に揺さぶっていく攻撃は何度かできたと思います」
●GK北野貴之
「決めなければいけないところを決められるかどうか。それとうちは攻めているときに、取られ方が悪い。川崎Fは攻めていて取られても、そのあとの守備がしっかりしている。失点のシーンも結局はカウンターでやられた。そういうことができるかどうかが、うちがもう少し上にいけるかどうかです」
●FW大島秀夫
「交代? (試合前の週から)腰を痛めました。いけるかなと思ったけど、100%で走れなかった。チームに迷惑をかけるといけないので、後退させてもらった。残念ですが仕方ないですね」
●FW矢野貴章
「2トップがいきなり変更? 今週は大島さんがいない中で練習していたので、エヴェルトンが入っても問題なくやれた。裏を狙っていたけど、相手のDFがライン操作がうまくて、オフサイドになってしまった。交代で入った選手も含めてチームとして誰が出ても質の高いサッカーができるようにしていきたい」
●DF松尾直人
「チームはACLに出られるかもしれないので、4位を目指していたのでくやしい。一瞬のスキをつかれて失点してしまった。うちの攻撃陣も点を取るチャンスはあったけど、決めきれなかった。来季へ? もっとゴールへ迫る迫力を上げていかないといけない」
(取材・文 近藤安弘)