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闘莉王が移籍後初ゴール、守っても3戦連続完封で名古屋が3連勝

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[4.10 J1第6節 京都0-2名古屋 西京極]

 名古屋グランパスが3試合連続2-0の完封勝利で京都サンガF.C.を下し、3連勝を飾った。前半8分、MFマギヌンの右CKに逆サイドでフリーになったDF田中マルクス闘莉王がヘディングシュート。闘莉王の移籍後初ゴールでいい時間に先制に成功したが、その後は京都に押し込まれる展開となった。

 京都は前半25分、MF角田誠、MFディエゴとつなぎ、最後はMF中山博貴の右クロスからオーバーラップしてきたDF森下俊が左足でシュート。同41分にはディエゴのパスを受けたFW柳沢敦が中央をドリブルで持ち込み、右足で狙ったが、シュートはGKの正面に飛んだ。前半のシュート数は京都が10本で、名古屋は2本。京都は試合を支配しながらも、1点ビハインドで前半を折り返した。

 後半最初の決定機も京都に訪れた。右クロスのこぼれ球を森下が折り返し、ゴール前正面から中山が狙ったが、惜しくもゴールポストに弾かれる。すると、後半10分、名古屋が数少ないチャンスを生かし、追加点を決めた。

 GK楢崎正剛のパントキックをFWケネディが頭でマギヌンにつなぐと、マギヌンからリターンパスを受けたケネディが左足でシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。

 効率よく得点を重ねた名古屋はその後も京都の反撃を封じ込め、2-0で逃げ切り勝ち。浦和から移籍加入後、待望の初ゴールとなった闘莉王は試合後のインタビューで「立ち上がりのいい時間に点が取れた。そのせいでみんな引いてしまったけど、後半はいい試合ができたと思う」とコメント。3試合連続の無失点に「やっとリズムに乗れている感じ」と手応えを深めていた。

 7日のセルビア戦は出場停止のため出場できず、日本代表は0-3の惨敗。その責任も感じているようで、「前回は代表に出られなかったので、こういうところでしかアピールできない。もっともっといいプレーをしていきたい」と決意を新たにしていた。

(文 西山紘平)

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