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大久保が豪快ミドルで復活弾、W杯メンバー入りへ「あとは待つだけ」

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[5.8 J1第11節 神戸3-0磐田 ホームズ]

 ヴィッセル神戸がMF大久保嘉人のゴールなどでジュビロ磐田に3-0で快勝し、4試合ぶりの勝利を飾った。1試合3得点は今季最多。ホームでの勝利は開幕戦以来、約2ヵ月ぶりとなった。

 磐田は前半11分、FW前田遼一がドリブルで持ち込み、右足で狙うが、ゴール右へ。神戸も同25分、MFポポからの大きなサイドチェンジを左サイドで受けた大久保が中に切れ込み、シュート。これはGKに弾かれたが、W杯メンバー入りを目指すストライカー2人が積極的にゴールを狙った。

 均衡が破れたのは前半35分。左サイドバックのDF茂木弘人がオーバーラップからボッティのスルーパスに抜け出し、先制点。さらに後半11分、中盤でのこぼれ球を大久保が右足ダイレクトで振り抜き、豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。

 磐田も直後に高い位置でボールをカットしたDF駒野友一が左足ミドルを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。絶好のチャンスを逃すと、神戸は後半32分、ボッティの左クロスに反応したポポがワントラップから右足でダメ押しゴールを奪った。

 左ひざ痛や鼻骨骨折など度重なるアクシデントに見舞われていた大久保にとっては、3月14日の広島戦以来、今季2ゴール目となる復活弾だった。試合後のインタビューでは「ああいうシュートはもう打てないと思うので、いい思い出です」と照れ笑い。10日に迫ったW杯メンバー発表に向け、「そこまで意識はしてないけど、これまでなかなか点を取れていなかったので、今日取れてホッとしている。あとは待つだけです」と率直な心境を吐露していた。

(文 西山紘平)

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