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玉田弾で首位・名古屋が3連勝、2位に勝ち点7差つけ独走態勢に

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[9.12 J2第22節 山形0-1名古屋 NDスタ]

 完全に独走態勢に入った。首位名古屋グランパスはFW玉田圭司の決勝点で山形に1-0勝利。他の上位陣がもたつく中、今季3度目の3連勝で2位以下に勝ち点7差を付けた。

 前半27分、DF阿部翔平が左サイドをドリブルで駆け上がり、並走するMFマギヌンに横パス。マギヌンの折り返しをDFがクリアミスすると、こぼれ球を素早く玉田が押し込み、先制点を奪った。

 「点が取れてチームの勝利に貢献できたことはよかった。でも、追加点を取れなかったことが悔やまれる」。試合後のインタビューで玉田が答えたように、2点目を決めるチャンスはあった。

 後半13分、左サイドを抜け出したFW金崎夢生のシュートはGKの好守に阻まれ、同17分にはマギヌンのラストパスから玉田が左足で狙うも、シュートはミートし切れなかった。同31分、玉田の左クロスにフリーで合わせた金崎のヘディングシュートはポストを直撃。なかなか追加点を決めれず、嫌な雰囲気も流れたが、DF田中マルクス闘莉王が相手シュートに体を投げ出してブロックするなど守備陣がしっかり完封に抑えた。

 前節の京都戦に続く2試合連続の1-0。攻守がしっかりかみ合い、着実に勝ち点3を積み上げている。ストイコビッチ監督も「もっと点を決めたかったが、今日の試合に関しては1-0で十分だった。我々は勝ちに値するプレーを見せた」と納得の表情だった。

 どこが名古屋を止めるのか。今後は横浜FM、清水と上位勢との対戦が続く。次節の横浜FM戦はMF中村直志、MFダニルソンが累積警告で出場停止だが、ベンチにもMFブルザノビッチ、MF小川佳純ら豪華な顔触れが並んでいる。圧倒的な戦力で首位を独走する名古屋に死角は見当たらない。

(文 西山紘平)

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