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甲府、苦手・清水からリーグ戦初勝利ならず

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[7・9 J1第3節 甲府1-2清水 中銀スタ]

 清水の2倍に当たるシュート14本を放ったヴァンフォーレ甲府だったが、1-2で惜敗。これで清水とのリーグ戦対戦成績は通算1分4敗となった。

 前半29分に先制された甲府は前半42分、相手バックパスに反応したFWパウリーニョが相手DFを置き去りにしてPAへ侵入すると、そのままGKをかわして左足シュートをゴールへ叩き込む。開幕から9試合得点のなかったパウリーニョの2試合連続ゴールでホームチームは勢いづいた。前半終了間際に再び失点を喫したが、ハーフタイムに三浦俊也監督から「下を向かず勇気を持ってチャレンジし続けること」と送り出されたチームは猛反撃をしてみせる。

 後半11分にパウリーニョの左足シュートがゴールを捉えると、28分にはSB吉田豊の左クロスからオーバーラップしていたCBダニエルがヘディングシュート。そして試合終盤には交代出場のMF柏好文がゴール至近距離から決定的なシュートを放った。6日に新潟戦を行ったばかりのチームは、1週間ぶりの試合だった清水に対して日程面での不利があったが、それでもチーム得点王のFWハーフナー・マイクや古巣戦に闘志を燃やすMF伊東輝悦とSB市川大祐らが必死に食い下がる。

 だが、好守を連発する相手GK碓井健平から同点ゴールを奪うことができないまま試合終了。7月6日に行われた新潟戦で連敗を4で止め、巻き返しをスタートしたかったものの、16位からの浮上はかなわなかった。これで最近6試合で5敗目。新潟戦勝利で一度は消えかけた三浦監督の進退問題も再燃してくるかもしれない、悔やまれる敗戦となった。

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