beacon

東京V、5連勝でついに暫定6位

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7・9 J2第20節 東京V3-0岐阜 味スタ]

 わずか1ヵ月前の6月12日(第16節)時点では16位に低迷していた東京ヴェルディが破竹の5連勝で暫定6位にまで順位を上げた。

 3-0快勝の口火を切ったのは5日にプロA契約を締結したばかりの2年目FW阿部拓馬だった。前半13分、東京VはSB森勇介のスルーパスで右サイドを抜け出したMF飯尾一慶のラストパスを阿部が右足でゴールへ流し込み先制する。試合後のインタビューで「先制点を取ることが試合を進めていく上で大事。飯尾選手がいいボールを出してくれた」と先輩に感謝したFWのゴールで先制した東京Vは、その後もFWマラニョンがGKと1対1となるなど、何度も好機をつくる。

 これを活かしきれずに1点リードのまま後半を迎えた東京Vだったがそれでも7分、MF菊岡拓朗からのスルーパスに反応したマラニョンがPAでDFともつれるように転倒。「PKか?」と両チームの選手の足が止まった隙を突いていち早く起き上がったマラニョンが目の前のボールを拾うと、そのまま左足シュートをゴールへとねじ込んだ。

 岐阜も交代出場のFW押谷祐樹やMF染矢一樹のシュートで反撃するものの、MF小林祐希のシュートなどでダメ押しを狙う東京Vは後半38分に菊岡が右足FKをゴール左上へ沈めて3-0。会心の勝利でJ1昇格圏内・暫定3位のF東京との勝ち点差を5に詰めた。阿部は「これからも連勝を続けていけるように頑張る」。今、どのチームよりも勢いのある東京Vは次戦で暫定2位・徳島との上位対決に挑む。

TOP