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F東京は自滅で連敗も初先発の18歳がキラリ

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[4.18 J1第6節 F東京1-2千葉 国立]

 FC東京は残り4分で逆転を許し、2連敗となった。立ち上がりからペースを握り、前半18分にMF石川直宏が先制点。後半8分には、オフサイドの判定だったもののDF徳永悠平がゴールネットを揺らすなど決定機をつくった。後半20分までは完全にF東京のゲームだった。

 「2点目を取りたかったというのが最後に悪い方に出た。1-0と割り切って守りを固めるのか、2点目を取って完全にゲームをクローズさせるのか。きょうの流れなら、結果的には後ろにブロックを敷いて(試合を)終わらせてもよかった」。MF羽生直剛はそう悔やんだ。なまじ2点目が取れそうな雰囲気があったあまり、攻守のバランスを崩し、自滅した。

 2連敗という結果に試合後はサポーターからブーイングを浴びたが、明るい兆しを見せたのはボランチでプロ初先発を飾ったMF米本拓司のプレーか。「緊張はしたけど、逃げる場所はないし、割り切ってやれた」という18歳の高卒ルーキーは球際で強さを発揮し、ピンチの芽をつんだ。

 運動量が落ちて後半24分に交代したが、守備面では及第点のプレー。本人も「守備は通用するのが分かった。あとはもっとボールに絡んで、チームのリズムをつくれるようにしたい」と話し、チームは敗れたものの上々のデビュー戦だった。

(取材・文 西山紘平)

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