[6.20 J1第14節 鹿島1-0磐田 カシマ]

　20日、21841人が集ったカシマサッカースタジアムでは、リーグ首位の鹿島アントラーズが9位のジュビロ磐田を迎えた。鹿島は日本代表から戻ったFW興梠慎三がゴール。これを最後まで守りきり、首位をキープ。リーグ再開を勝利で飾った。

　0-0で迎えた前半38分。最終ラインから右サイドのFWマルキーニョスにパスが渡ると、MF野沢拓也へ。野沢はPA左に切れ込み、中へ短めの浮き球クロスを送った。ゴールには左からMF本山雅志、マルキーニョス、興梠と3人もの選手が向かった。マルキーニョスはシュートを空振りしたがファーにいた興梠がキッチリと押し込み先制。この1点を最後まで守り切る格好で1-0勝利した。

　20日のJリーグ再開マッチ。各試合では、日本代表から戻ったFWがそれぞれ得点を決めた。興梠の他にも、清水エスパルスvsモンテディオ山形ではFW岡崎慎司が、ガンバ大阪vsアルビレックス新潟ではFW矢野貴章が得点。それぞれチームの勝利に貢献した。

　鹿島はこの勝利により、3月15日から約3ヵ月の無敗記録を更新。負けない強さをまた見せつけた。

(文 山口雄人)