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大久保1得点も「チャンス少なすぎる」

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[7.18 J1第18節 川崎F 2-2 神戸 等々力]

 ヴィッセル神戸の日本代表FW大久保嘉人は前半34分にMF古賀誠史の右CKを頭で押し込んで同点ゴール。4試合ぶり、そしてボルフスブルク(ドイツ)からの復帰後PK以外では初となるゴールを決めた。だが試合後は「チャンスが少なすぎる」とチームの攻撃面について厳しく指摘した。

 この日は2トップの一角として先発し、後半12分からは3トップの右サイドでプレー。MFボッティとの連係や、右サイドからのドリブル突破で決定機を演出した。だが、チームは相手の3分の1のシュートわずか5本。味方は、プレッシャーがないにも関わらず慌てて前線へ蹴りだしてしまう場面もあった。それだけに「チームに焦りが見える。今日なんか中盤がドフリーなんだからミドルシュートを狙ってもよかった。そういうところを修正していきたい」

 本当はゴール前で勝負したいという大久保だが、ボールが全くゴール前まで運ばれないためにチャンスメイカー役を強いられている状況だ。「ゴール前で勝負したいけど、チャンスが少ない。やればできるんだからメンタルが変わってくれば」。16位からの浮上へ向けて、より自信を持ってつなぐこと、攻撃することを期待をしていた。

<写真>神戸FW大久保
(取材・文 吉田太郎)

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