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シュート21本が空虚に響く、マリノス4戦勝利なし

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[7.18 J1第18節 横浜FM1-1新潟 日産]

 21本。横浜F・マリノスはアルビレックス新潟の2倍以上のシュートを打ちこみながらも勝ち切ることは出来ず、ホームで痛恨の1-1ドロー。リーグ4戦勝利なしとなった。

 「リーグ前半戦で勝率5割」。これは木村浩吉監督が、以前から何度も口にしてきた言葉だ。しかし、第17節・モンテディオ山形戦では1-2で逆転負け。5勝5分7敗でリーグ戦を折り返し、是が非でも勝利が欲しかったこのゲーム。しかし「ロングフィード1発からやられた」。

 「これまでは経験豊富なベテランを起用してきたが、結果が出ていなかった。だから今回もナビスコ杯(15日・ガンバ大阪戦)同様に先発機会の少ない選手を使った」。そう話した監督は、このゲームでは23歳のDF天野貴史や19歳のFW水沼宏太をスタメンに起用。後半に経験豊富なFW坂田大輔を投入すると、この采配がズバリあたり、天野のアシストで坂田がゴール。同点にした後もDF金根煥、MF長谷川アーリアジャスールら20歳前後の選手を投入。後半は運動量の落ちた新潟から主導権を奪い、14本ものシュートを放つも、試合を動かすには至らなかった。

 「最後まで運動量を落とさずによくやってくれた」と指揮官は選手たちを評価した。しかしチームが掲げるノルマに到達するまで気は抜けない。「とにかく、あと2勝。2勝しないと5割は行かない。まずはそこを目指したい」。まずは戦績を7勝5分7敗にして、そこから後半戦調子を上げていくつもりだ。

(取材・文 山口雄人)

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